芸能人のSNSはとかく炎上しがち。だが罵詈雑言が書き込めるのは、匿名性があるからだが、一方で真面目な書き込みも多く「真剣な意見と、垂れ流しのようなものを並列に扱うこと」に疑問を覚えるとハイヒール・リンゴ。「匿名である事とその意見に責任がない事は違う」と語り、匿名の再考を訴える。
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最近いろんな方のインスタ・ツイッターが「炎上」しています。先日も大人気女性モデルが一眼レフのカメラを購入したときのツイートが炎上しました。
最初は「こんな高価なカメラ使えこなせるのか」「自慢してるのか」とカメラについての『攻撃』だったのが、いつのまにかそこから外れて、住んでいる部屋が豪華すぎるといったものまで。
さらに彼女が「嫉妬したいならしなさい、でも嫉妬するよりもされる女になりなさい」と書いた事がまた反論と取られ「嫉妬されているより失笑されている割合が多いと思うけど」などのリプが相次ぎ、更にそれに乗っかる人たちが続出。ネットの掲示板…いわゆる「2ちゃんねる状態」になってしまいました。
私のコラムの記事にも、同じようにネットでいろいろな意見が飛び交います。例えば「不妊」関係の記事には、ユーザーの方も真剣な思いをつづって下さる。そんな方たちは、本当に気持ちを込めて書き込んで下さっているので、場合によってはこちらに連絡先を教えて下さるのではとさえ思ってしまいます。
その一方で同じ記事へのコメントでも「リンゴの顔ブサイク」「ゾウリムシ」といったものもある(笑)。こうした「ゾウリムシ」コメントは、どなたのどんな真剣な記事であっても、ある一定数はいるんです。記事の内容なんて関係ない。コメント…それも罵詈雑言を書き込めるのはネット上で、顔が見えない匿名性があるからですよね。
このように真剣な意見と、垂れ流しのようなものが同じように並列に扱われるのはどうなのでしょうか。ネットの書き込みなども、匿名性だけではなく、そろそろ場合によっては相手の「顔」がわかるようにしてもいい時期に来ているんじゃないかと思います。