三重県の「水族館・志摩マリンランド」(公式)(@shimamarineland)が「さきほど、漁師さんから「珍しい白いナマコが獲れた」と連絡があり、当館に持ってきていただきました。まるで漂白したかのような白さ…マナマコの突然変異と思われます。白色のものは珍しく、稀にしか発見されません。特別展会場で明日から展示予定です。是非ごらんください!」と、真っ白いナマコの写真を12月15日にツイートしたところ、3.1万を超えるいいね!と1.3万のリツイートがつきました。
白いナマコがフワッとやわらかそうに見えるためか、リプ欄は「パン生地みたい」「はんぺんかと思いました」「なんだかお餅みたい。」「饅頭みたいで美味しそう!」「きりたんぽみたい(小並感)」「練り物みたいです笑」など、さまざまな食べ物の名前で埋め尽くされました。思わず食べたい!と感じた人が多かったとは意外でびっくりしたという、担当者さんに聞きました。
──それにしても本当に真っ白なナマコです。めずらしいものなんですか?
年に2、3回は漁師さんなどから連絡があります。忙しかったりして毎回は取りに行けないんですが、ちょこちょこ展示しています。白い原因について、リプライで突然変異のひとつ「アルビノ」という方も多かったのですが、可能性としては高いとは思うんですけどちょっとはっきりしない感じです。
──ナマコって寿命はどのくらいなんですか?
はっきりとわかっていないんですが、よく言われるのは10年未満とか、4、5年とかですね。当館ではタッチプールでナマコを展示することが多いので、裏にいるコと交代にしていますが、ちょっとずつ弱ってしまいます。過去の白いナマコはタッチできるときもありました。
──そうなんですね! 今回の白いナマコはタッチできるのでしょうか?
今は見ていただくだけになります。ナマコは漢字で「海の鼠」と書くので、新春特別展「ネズミの名がつく魚たち」で展示しています。現在は、アカナマコと同じ水槽にいるので、紅白のナマコが並ぶのもなんだか見ていておめでたい気分になりますよ。
──ところで、リプライのひとつひとつに丁寧に返信されていて、神対応の飼育員さんですが、ツイッター専任なんですか?
担当者がいるわけじゃなく、私を含めて3人の飼育員でやっています。ツイートした人がそれに対するリプライを返すことになっているので、白いナマコの返信は私がしました。質問だったら答えたいですし、そのほかの内容も関心を持ってくれたんだなと思って返すようにしています。
──飼育しながら?…それは大変そうです。話題になってどう思われましたか?
ここまで反響があったのは非常に驚いています。白いナマコはしょっちゅう見られるというものでもないので、ぜひこのきれいな白いナマコをたくさんの方に見ていただきたいなと思います。