水族館といえば、水辺で暮らす魚や動物たちを展示するところ…のはずが、高知市の桂浜水族館が公式ツイッターでつぶやいた「たまにイケメンが展示されています」という投稿が話題になっている。巨乳のトドのマスコット「おとどちゃん」の切れ味鋭いツイートでネットユーザーも注目の水族館。何が起きているのか、広報担当者(女性)に聞いてみた。
話題のツイートは7月3日のもの。投稿されるや否や「水も滴る良い男!」「公式さんのこういうお遊び最高に大好きです イケメン展示最高」「高知に行くしかないか!?」と反響を呼び、3万5千以上のリツイートと15万件以上の「いいね」が寄せられた。
―とうとうイケメンを展示することになったんですか!
「いえいえ~(笑)。確かにイケメンは素敵ですが、違います。実は、お客様が『買ってあげたいな』と思うものをプレゼントできるAmazonの『ほしい物リスト』で、当館の魚類班がリクエストさせて頂いたウェーダー(胴長)が3着届いたんです。このウェーダーは見た目もカッコいいんですが、機能性も優れていて作業も格段にしやすくなって、そのお礼も兼ねてお伝えしたいな、と」
―普段から開館時間中に掃除しているんですか?
「そうですね。当館はそれほど大きくないので、水槽も大小合わせて20ぐらいなんですが、水槽の汚れは病気の原因にもなるので、飼育員が掃除していて、一日中かかることも。その間はお魚が泳いでいる様子が見づらくなってがっかりされたり、びっくりされたりするかもしれませんが、目立たなくても魚の命を守る大切な『裏側の仕事』を、じっくり観察して頂けたら」
と、至ってマジメな理由だった。にしても、驚くほどのイケメンぞろい(ちなみにメーン写真の彼は魚類班リーダーのタクちゃん。クールでお腹が弱いらしい)。実際、桂浜水族館のツイートでは、アシカやカワウソ、ペンギンなどの愛らしい写真のほか、イケメンスタッフの写真がこれでもかと載せられている。