2012年に京都の「梅小路公園」内に開業した「京都水族館」(京都市下京区)。年間を通してさまざまな企画展やイベントで来場者を楽しませているが、そのたびに内容が「斜め上すぎる」「ブッ飛んでる」と話題になっている。現2019-04-20 10:00在は「カギノテクラゲ」(先日までニセクロナマコ)にスポットを当てたイベントを開催中だが、来場者がついていけてない様子・・・。この攻めまくる理由について同館を突撃した。
その1:マイナーないきものが主役! 愛が強すぎて伝わらない特別展示が攻めてる
飼育スタッフが溺愛するいきものへの愛と魅力を、グラビア写真やイラストなどさまざまな手法で紹介する『私の愛するいきもの展』が現在開催中。ニセクロナマコ&カギノテクラゲをとことん推しまくるというマニアックすぎる展示で、来場者を困惑させている。
24時間撮影したナマコのタイムラプス映像や、カギノテクラゲに関する100の質問に答える飼育スタッフのムービーなど・・・みんな至って真剣だ。
その2:昼ドラみたい!細かすぎる「ペンギン相関図」が攻めてる
2018年10月に公開された、同館に暮らすペンギン59羽の相関図。「ペンギンにも個性があること、人間と同じように実は複雑な関係があることを知ってほしい」という飼育スタッフの思いから、数カ月かけて夫婦やカップルなどの恋愛事情、親子、兄弟関係がまとめられた。
メスのペンギンと2回破局した「くるま(オス)」が、自身の息子「にじょう」とBL関係にあることや、飼育スタッフの小島さんが「たけ(オス)」に巣箱に誘われ、「うめ(メス)」が小島さんに嫉妬して攻撃をしかけていることなど、人間以上にドロドロとした関係が明らかとなっており、『何時間でも見てられる』と来場者に大ウケだという。