68%が参加したくない忘年会 「翌日の体調」「奥さんの機嫌」その危険度が一目でがわかるフローチャートが話題

佐藤 利幸 佐藤 利幸

「忘年会スルー」など忘年会に対するネガティブなワードがテレビやSNSなどで話題となっているが、Twitter上では小島 雄一郎さん(@you1026)が作成した忘年会フローチャートに多くの反響が寄せられた。これは忘年会→二次会→カラオケ→締めのラーメン、の4つの問いに「行く」か「行かない」かのどちらかを選びチャートを進んでいくと、その後どうなるかを「翌日」「体重」「家庭」と項目別に結果がわかるようになっている。投稿者の東京都在住、小島さん(30代男性、広告会社勤務)に話を聞いた。

女性向け総合メディアのLip Popはこのほど東京都在住の10代~60代男女に会社の忘年会についての調査(2019年12月に10代~60代の男女を無作為に抽出)を行い、結果を発表した。「絶対に参加したくない」が8%、「できれば参加したくない」が60%で、合わせて68%の人が参加したくないと答えた。「絶対に参加したくない」を年代別で見ると、30代が4%、40代が16%、50代が25%と意外にも年齢が高くなるほど比率が上がっている。

忘年会への参加が注目されているなか、小島さんは15日、「お酒が入ると冷静な判断ができなくなるので、今のうちに忘年会フローチャートをつくっておきました。ご査収ください。」とTwitterに投稿。フローチャートでは、締めのラーメンまで行った場合、「翌日の会社で→使い物にならない」「体重→2.5キロ増」「家庭→無視される」と最悪だった。忘年会に行かない場合は「翌日の会社に→一番乗り」「体重→維持」「家庭→喜ばれる」と最良の結果に。

これには「会社にA1ポスターにして貼りたい。笑」「正確でおもろい」「ラーメンで締めた後はリバースするので体重は実質-0.5kgくらいかな?」という反応のほか、「午前2時になるとドアガードをロックオンして就寝してた。そんなに遊んでたいなら一生外で遊んでろ!という意味を込めて」と忘年会から帰ってくるのを待つ身としての意見もあった。

忘年会フローチャートを作った小島さんに聞いた。

--フローチャートを作ったきっかけは?

「先日、ラーメンまで行ってしまい後悔しました。『どの段階で離脱していれば回避できたのか?』と整理していたらフローチャートができていたので、これが誰かの役に立てばと思い、清書して軽い気持ちでシェアしました」

--小島さんもサラリーマンなのですね

「現在もサラリーマンをやっています。今回の忘年会の影響部分はこれまでの経験を元につくりました」

――会社の忘年会で経験したことがフローチャートの結果に反映されている?

「全て自分の経験です。僕は基本的に一次会で帰るキャラなんです。なので二次会、三次会に行くときはいつも楽しい時で行きたい時なんです。ただ、毎回翌日後悔する。後悔するのにまた繰り返してしまう、という状況です」

--Twitter上ではたくさんの方が共感していました

「『全然私は気にしない!』という反応から『無視では済まずにドアロックされる』という反応まで様々でした。どれが正解ということもないので、家庭の数だけお酒の飲み方もあるのかなと思います」

--小島さんは忘年会って必要だと思いますか?

「やりたい人だけでやればいいと思います。僕はどっちでも大丈夫です。参加メンバー次第ですね」

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