競馬界にも猫好きはいます!ダービートレーナーの矢作芳人調教師が飼っているのは7歳のチンチラちゃん(メス)。なぜか名前はないそうですが、矢作家にとってなくてはならない癒やしの存在です。次女でタレントの矢作麗さん、さらには矢作師の奥様にも加わっていただき、愛猫の魅力をたっぷりと語ってもらいました。
-早速ですが、猫ちゃんのお名前は?
矢作師「ネコ」
-え?
麗「名前を決める会議もなく、何となくそのまま来ちゃって…。みんな好きに呼んでいるんです」
-なるほど。飼い始めたきっかけは。
矢作師「先代の猫が死んでからね。家族が猫好きなので、また飼おうかなと。俺としては馬で十分なんだが(笑)」
麗「ちなみに先代は野良猫ちゃんで、トレセン(栗東トレーニングセンター)の公園にいたのを私がつかまえたんです。ちくわで釣って」
矢作師の奥様(以下ママ)「マチコちゃんって、名前だったのよ」
-猫ちゃんの誕生日は。
矢作師「ダービーを勝ったあとだったよな」
ママ「2012年7月ニャンニャン」
-7月の…えっと?
麗「22日です」
-どんな子ですか。
麗「おっとりしていますね。あんまりベタベタしてこないです」
矢作師「自分を持っているよな。まぁ、俺にはあんまり懐いていないよ」
麗「でも出掛けようとすると、その雰囲気を察知するんです。独りでお留守番するのは、やっぱり寂しいみたいで」
ママ「夜になると確認しに来るの。家族が寝てるところに」
矢作師「俺んとこにも足元まではな」
麗「1匹だけになると、甘えて来るんですよ。微妙な距離が好きな感じ」
-チャームポイントは。
麗「目とモフモフの毛かな」
ママ「瞳の色が緑色なの。あとは毛が長いから、見方によってはモップに見えちゃうんだけど」
-馬と猫、共通する部分はありますか?
矢作師「(しばし考えて)癒やし、かな。当たり前のことを言っているけど。馬も癒やされるし、好きだからそれを仕事にしているわけで。その点では猫も同じだと思うよ」
◆矢作芳人(やはぎ・よしと)1961年3月20日生まれ、東京都出身。父は大井競馬の矢作和人元調教師。開成高校を卒業後、豪州での修業などを経てJRAの厩務員に。その後、調教師試験を14回目にクリアして05年に開業した。数々の重賞タイトルを手にし、12年にディープブリランテでダービー初制覇。14年には初の全国リーディングに輝いた。今年はJRA・G1を2勝、コックスプレート・豪G1を日本調教馬(リスグラシュー)で初めて制すなど、トップトレーナーとして国内外にその名をとどろかせている。
◆矢作麗(やはぎ・れい)1月14日生まれ、滋賀県出身。父はダービートレーナー・矢作芳人調教師。京都女子大学在学中の10年にミスキャンパスに輝き、卒業後はタレントとして活躍。現在、競馬専門番組・グリーンチャンネルやラジオ関西「GOGO競馬サタデー!&サンデー!」などに出演中。特技は茶道。趣味はショッピング、カフェ巡り。身長153センチ。血液型B。