15年乗ってる愛車が「シルビニャ」に…「貸してるだけだからな!」というツイ主さんの優しさが話題

太田 浩子 太田 浩子

 寒くなってくると車のエンジンルームに猫が入り込むことがあります。ボンネットをたたいて猫を出してから車に乗ろうという「猫バンバン」がこの時期になるとSNSにあふれますが、これは…!?

 エンジンルームではなくボンネットに堂々と乗っている猫さんたち。「なんか文句ある?」っていうようなお顔をしていますね。「ちょwwwそれワイのシルビアだからな!!貸してるだけだからな!!!」という「ちるる(@chizuvia)さん」のツイートに18.8万の「いいね」と5.8万のリツイートがつきました。

 リプ欄には「シルビニャですね^ ^」や「猫も分かってる 暖房器具を与えてくれる人だと」、「猫バンバンでは無くて猫パンパン(一杯)ですね!」「貸してる、、優しい…!!」というコメントのほか、「あぁー…可愛いけどボンネット傷だらけになっちゃう…」と心配する声も。猫さんたちに愛車を貸してあげてるツイ主さんに聞いてみました。

 ──まわりにはほかの車もあるようですが、ちるるさんの車が特に猫さんたちに人気なのでしょうか?

 ほかの車のボンネットにも乗りますが、なぜか私の車がお気に入りのようで、冬になると毎日乗ってきます。おそらくボンネットがフラットで乗りやすいのかな?と思っています。

 ──なるほど、ボンネットの上でリラックスできちゃうんですね。車があたたかいから乗ってくるのですか?

 そうです。会社に着くとボンネットが冷める前にゾロゾロきて乗り始めて、そのままお昼まで日向ぼっこします。

 ──そういえば、まだちるるさんが運転席にいるのに、猫たちが乗り始めている動画もありました(笑)。リプ欄には車に傷がつくことを心配されている方もいらっしゃいました。

 シルビアが大好きでもう15年所有しています。昭和63年に発売ってこともあり、もう数少なくなってきていて維持するのも難しいのですが、大好きな車にずっと乗っていたいと思って頑張っています。

 そんな大切な車なので、傷は本当に困ります。雨の日の翌日など、足跡でドロドロになっています。でも、猫が大好きでかわいい光景なので、我慢できてしまっています。今は飼っていないのですが、昔から猫が大好きなんです。

 車に乗るときには、猫がボンネットのなかにいることもあるので必ず(雨の日も雪の日も)ボンネットを開けて確認してからエンジンをかけています。

 ──愛車の傷より猫のかわいさが勝ってますね! 猫さんは、いつから乗るようになったのでしょうか?

 ボンネットに乗り始めたのは10年くらい前からだと思いますが、そのころは1匹とか2匹でした。それが2016年に10匹乗ってから、毎年すごい数の猫ちゃんが乗るようになって、最高で11匹乗ったことがあります。

 ──すごいですね、そんなに猫が乗ってる車は見たことがありません! 今回ツイートがとても話題になりました。

 サーキットで車を横に滑らせて走る「ドリフト」という競技が趣味なんですが、暴走族と勘違いされてしまうことも多いんです。今回の猫の件で、印象が変わったと言ってくれる人がいて、うれしくてほっとしています。

 ◇ ◇

 ちなみに車のドリフト競技とは、ドリフト走行をしたときのカッコよさで勝敗を決めるもので、日本では2001年から開催されている「D1グランプリ」という大会が有名。今年は11月29日から12月1日まで、茨城県の「筑波サーキット」で開催される。

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