SNS時代の宣伝必勝パターンは「巨大化」だ!…映えてバズる限定巨大グッズに業界熱視線

黒川 裕生 黒川 裕生

「商品のコアファンにも喜んでもらいたい」

カルビーは2年前の2017年、発売25周年を記念した「ピザポテト」の巨大クッションを、翌18年には巨大寝袋を世に放ち、世間をあっと言わせた。担当者は「SNSなどに投稿していただいて話題化しやすいこと、そして商品の特徴を捉えて巨大化することでコアファンの方々にも喜んでいただけるのではないかという期待がありました」と明かす。

実はカルビー、17年には「じゃがりこたらこバター」、18年には「じゃがりこじゃがバター」の巨大リュックも作っている。キャンペーン開始時からインパクトのある画像が拡散され、テレビ番組や著名人にも取り上げられるなど、大きな反響を呼んだという。

若い世代への訴求に手応え

企画したどの社にも共通するのが、「見た目のインパクト」「話題性」といったあたり。さらに、近年の特徴としてはやはり「SNSでの拡散」に対する期待がかなり大きいようだ。

全国では今川焼き、回転焼きなどとも呼ばれる姫路市の「御座候」も今年、創業70周年のキャンペーンで御座候を約10倍の大きさにした巨大クッションで注目された。担当者は「Twitterなどでの反響が思った以上にすごかった。若い世代にまで訴求したという手応えを感じました」と振り返る。

大きいことはいいことだ。さあ次はどんな巨大グッズが私たちを楽しませてくれるのだろう。

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