どーんと20倍以上の大きさ!どうやって食べるの?…ホテイのやきとり缶には巨大サイズがあった

黒川 裕生 黒川 裕生

のれんが印象的な白いパッケージの「ホテイのやきとり缶」で知られるホテイフーズコーポレーション(静岡市)の商品ラインアップに、笑ってしまうほど巨大な業務用サイズがあるのを皆さんご存知でしょうか。1750gという内容総量は、家庭用(75g)の実に約23倍!そのサイズ感のインパクトたるや相当なもので、ネットでもたびたび話題になっています。担当者に取材しました。

ホテイフーズは1933(昭和8)年に創業し、ツナ、ミカン缶詰の製造を開始。やきとり缶が新商品として世に出たのは1970(昭和45)年で、つまり来年が50周年に当たります。ちなみに、普段スーパーやコンビニで家庭用しか見ていない人(私もです)は驚かれるかもしれませんが、業務用も1970年当初からずっと製造販売しているそうです。

担当者によると、通常のルートではあまり流通していない、いわば“地下アイドル”のような存在の業務用やきとり缶が、一般の人の目に触れるようになったのは6~7年前から。きっかけは、地元・静岡県内のお土産市場向けに、やきとり缶を使ったレトルトカレーを開発したことです。

…ってどういうこと?

担当者「新商品であるカレーの売り場に目を引く大きさの業務用やきとり缶があれば、話題にしてもらえるのではないかと考えて陳列してみました。実際、店頭では抜群の存在感で、ポップ広告代わりとなってくれています。これを機に業務用にも光が当たり、一般の消費者にも広く知られるようになりました」

「ありがたいことに、1缶3000円近くもする業務用を個人で購入してくださる方もいます。味つけは基本的に家庭用とほぼ同じとはいえ、どうやって食べているんだろうといつも気になってはいますね(笑)」

東日本大震災以降、缶詰は災害備蓄用の非常食としてもその価値が見直されています。味も一昔前から飛躍的に進化しているといい、近年はやや高級志向のグルメ缶詰がブームになっています。

ホテイフーズコーポ―レーションがある静岡は、ツナ缶を筆頭に全国トップの生産量を誇る缶詰王国。王国が生んだ缶詰の“王様”、興味のある人はお試しあれ。

■ホテイフーズコーポレーション http://www.hoteifoods.co.jp/

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