歩けなくなった認知症患者が2週間で歩いて退所する老人ホーム…「心をおこす」って?

桑田 萌 桑田 萌

 少子高齢化が進む社会、あるべき介護施設とはどんなものなのだろうか。スペシャルなオムツ替えをして差し上げること?「いかがいたしましょうか」とホテルさながらのお声かけをすること?

「いいえ。施設利用者が求めていることは、変わりない日常です。普通の人と同じように、人と人とのふれあい、必要とされている実感、それを与えることです」。そう話すのは、「リカバリーナーシングホーム つむぐ」の大石茂美さん。もともと看護師だった彼女は、介護福祉施設を立ち上げ、未だかつてないケアを生み出そうとしている。

 同施設は、介護が必要になった高齢者対象の老人ホーム。老人ホームといえば、高齢者の「終の住処」というイメージがあるが、「つむぐ」では、利用者が元気になって自宅に帰る「在宅復帰」をするケースが多々あるという。

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