増税前のまとめ買い、日用品が最多 神戸新聞アンケート

どなどな探検隊(パートナー記事)

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 消費税率が1日、10%に引き上げられた。神戸新聞は、無料通信アプリLINE(ライン)を使った双方向型報道「スクープラボ」で、増税前の駆け込み購入やキャッシュレス決済への対応についてアンケートを実施した。約半数が日用品などをまとめ買いしたと回答。ポイント還元を見込み、新たにキャッシュレスサービスに加入した人も2割を超えたが、還元制度を疑問視する声も相次いだ。

 アンケートは9月18~24日、ラインでつながっている約1800人に実施し、368人から回答を得た。

 駆け込み購入をしたか予定のある人の割合は48・6%(179人)。購入した商品やサービスで最も多かったのは日用品の65人で、全体の4割を占めた。トイレットペーパーや洗剤、おむつなどの生活必需品をまとめ買いするケースが多かった。大型の家具や家電、家の購入やリフォームなど高額な買い物も上位に入り、軽減税率が適用されない酒類の購入も目立った。

 10月に出産予定で、ベビー用品などを買った神戸市中央区の30代女性は「おむつや生理用品、ティッシュが軽減税率の対象でないのは非常に不満」と漏らす。同市灘区の40代女性は「(生活必需品でない)宝石などの税率は(10%より)上げてもいいのでは」と提案する。

 キャッシュレスサービスは、全体の34・5%に当たる127人が増税に合わせ「加入したか予定がある」と回答。スマートフォン決済が91人と最も多く、電子マネー(21人)、クレジットカード(14人)、交通系ICカード(13人)と続いた。リストバンドや腕時計型など身に着けるウエアラブル端末の決済も少数いた。

 兵庫県南あわじ市の20代男性は「スマホ決済はキャンペーンが多いのでお得感がある」と喜ぶ。一方、ポイント還元制度への疑問の声も多く、神戸市西区の40代女性は「(キャッシュレス決済は)信用に欠けるし、停電など天災時に不安がある」。キャッシュレスになじみの薄い高齢者が取り残されるとの指摘もあり、同県姫路市の50代女性は「ポイント還元は公平ではない」とした。(久保田麻依子)

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(神戸新聞「スクープラボ」から)

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