子ども像にマスク 感染症対策のお手本に「かさこじぞうを思い出した」

どなどな探検隊(パートナー記事)

神戸新聞社 神戸新聞社
リンゴの花公園周辺の遊歩道に並ぶマスクを着けた女の子のモニュメント=三田市ゆりのき台5
リンゴの花公園周辺の遊歩道に並ぶマスクを着けた女の子のモニュメント=三田市ゆりのき台5

 「散歩コースの銅像にマスクがかけてあって(おとぎ話の)『かさこじぞう』を思い出しました」。神戸新聞の双方向型報道「スクープラボ」に1件のメッセージが寄せられた。兵庫県三田市ゆりのき台5にある「リンゴの花公園」周辺の遊歩道に並ぶ子ども像が感染症対策仕様になっているらしい。

 子ども像はウッディタウン内にある20カ所の公園や緑地に設置されている銅像。市の公園みどり課が、各公園を知ってもらおうと、それぞれ衣装やポーズの違う像を造り、公園内や遊歩道に置いているという。一部は「あかんべ大将」「おすわり少女」「ドングリ坊や」「ミカンちゃん」「カッパ」などと名前もある。

 リンゴの花公園の付近を歩くと7体を発見。そのうち帽子をかぶった男の子や万歳をした女の子など3体がマスクを着けていた。

 公園で遊ぶ子どもたちからもよく見え、まるで感染症対策のお手本を示しているよう。なんだかほっこりする。同課に聞くと、「誰が着けたかは把握していないが、特に詮索(せんさく)はしない」とした。ただ、「使用済みで落ちているものを使うのは衛生的に良くないので、マナーは守っていただきたい」とも呼び掛けた。

 確かに、遊歩道には使用済みとみられる使い捨てマスクが落ちていた。まさか、拾って着けたとは考えたくないが、周辺のポイ捨てはそれを疑わせてしまう。

 子どもたちがたくさん集まる場所だからこそ、一層気をつけたい。大人が悪いお手本にならないように。

(喜田美咲)

▼どなどな探検隊 パートナー協定について
 まいどなニュースはオンデマンド調査報道の充実に向けて、北海道新聞、東奥日報、岩手日報、河北新報、東京新聞、新潟日報、信濃毎日新聞、中日新聞東海本社、福井新聞、京都新聞、神戸新聞、中国新聞、徳島新聞、テレビ西日本、エフエム福岡、琉球新報と連携協定を結んでいます。 「どなどな探検隊」に寄せられる取材リクエストのうち、取材対象地域外に関するものなどは各社と情報を共有。北海道新聞の「みんなで探る ぶんぶん特報班」、 東奥日報の「あなたの声から『フカボリ』取材班」、 岩手日報の「特命記者-あなたの疑問、徹底解明-」、 河北新報の「読者とともに 特別報道室」、 東京新聞の「ニュースあなた発」、 新潟日報の「もっと あなたに―特別報道班」、信濃毎日新聞の「声のチカラ」、 中日新聞東海本社の「Your Scoop みんなの『?』取材班」、福井新聞の「みんなで発掘 ふくい特報班」、 京都新聞の「読者に応える」、神戸新聞の「スクープラボ」、 中国新聞の「こちら編集局です あなたの声から」、 徳島新聞の「あなたとともに~こちら特報班」、 西日本新聞の「あなたの特命取材班」、テレビ西日本の「福岡NEWSファイルCUBE」、 琉球新報の「りゅうちゃんねる~あなたの疑問に応えます」の記事を相互交換し、新聞や自社のウェブサイトに随時掲載します。

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース