高槻阪急に1500人行列、全国の名物が日替わりで登場するデパ地下がお目当て

金馬 由佳 金馬 由佳

 9月30日に閉店した「西武高槻店」が、10月5日に「高槻阪急」(大阪府高槻市)として新たにスタート。高槻市長とマスコットキャラクター・はにたんもお祝いにかけつけた。

 10時開店をめがけて行列したのは約1500人。先頭に並んだ60代の女性は、「朝8時に来ました」と話した。また、列に並んでいた高槻市内の母娘は、「アカチャンホンポ(5階)に直行します」と開店を待ちかねていたという。店内にはこのほか、5階に「紀伊國屋書店」、4階に「ユニクロ」「ABCマート」、3階に「ロフト」「タワーレコード」、地下に「無印良品」など、人気の専門店が入る。

 オープニングセレモニーでは、関西大学応援団吹奏楽部がファンファーレを演奏し、テープカットがおこなわれた。同店の高橋幸彦店長は「毎日が豊かになるようなモノ・コトを発信し、みなさまの暮らしに彩りを添える百貨店でありたい」と地元密着型のサービスを強調した。

 地下食品売場では、「たかつきご当地味めぐり」コーナーが特設され、高槻市内をはじめ北摂の名店29店が出店、8日まで開催される。「坂田ファーム」(高槻市登美の里町)の採れ立て野菜や「カトマンドゥカリーPUJA」のタンドリーチキンカリーパンには行列が。「公園と、タルト」(高槻市芥川町)のフルーツタルトや、「氷とお芋の専門店 らんらん」(茨木市)の蜜ぽてとなど、地元で人気のスイーツをお目当てに試食を楽しむ人も多かった。

 新規オープンの注目は、惣菜なら「衣由(ころもよし)」。地元で人気の仕出し専門店で季節感あふれるお弁当などが買える。スイーツなら、フルーツパフェがそろう「フリュテリー果坊」。映えバツグンで、全種類制覇したいほどだ。

 全国の老舗の和菓子や懐かしのおやつをそろえる「銘菓銘品 日本の味」では、「出町ふたば」(京都)の豆餅(10/5〜7)や、「だんご庄」(奈良)のきなこだんご(10/7)、「赤坂トップス」(東京)のチョコレートケーキ(10/9・12)などが日替わりで販売される。また、阪急うめだ本店で扱うスイーツギフト(現在20ブランド)を取り寄せることもできる。このほか週替わりでパンやスイーツが出店するイベントコーナーもお目見えし、各地の名品が手軽に手に入れられる。

 同フロアは現在も改装中のところがあり、フロア面積の3分の1を占める「関西スーパー」が10月15日にオープン予定。10月30日には鮮魚・精肉売場が、11月3日に青果売場とフルーツギフト、13日にグロッサリーを扱う「北野エース」、22日にコーヒーやジュース、スイーツを気軽に楽しめるスペースが登場し、グランドオープンとなる。

 同日には「神戸阪急」(神戸市中央区)も「そぞう神戸店」から屋号を変更し、開店した。こちらの2階エントランス前にも歩道橋まで長蛇の列ができた。オープニングセレモニーでは、宝塚歌劇団・花組の聖乃あすかと都姫ここが登壇。阪急百貨店吹奏楽団が同劇団を象徴する「すみれの花咲く頃」を演奏するなか、お客を笑顔で出迎えた。

「高槻阪急」 https://www.hankyu-dept.co.jp/takatsuki/

「神戸阪急」 http://www.hankyu-hanshin-dept.co.jp/kobe/

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