「梅干しの穴を9回も楽しめる弁当」ってどういうこと?謎の弁当写真がTwitterを席巻

黒川 裕生 黒川 裕生

「妹から『テンションが上がる弁当を頼む。』とお願いされたので、『梅干しの穴を9回も楽しめる弁当』を作ったら『テンション上がった。』と言われた。」

梅干し本体はないが、梅干しが載っていた形跡はある…そんな“あの状態”の弁当写真がTwitterで話題になっている。「わかる」「梅干しそのものより美味しいですよね」など、ほのぼのした反響を巻き起こしたこの弁当について、投稿した「しばたたかひろ | Takahiro SHIBATA」さん(@iine_piroshiki)に話を聞いた。

―「テンションの上がる弁当」をリクエストされて、なぜ「梅干しの穴を9回楽しめる弁当」を作ろうと思ったのですか?

「最初は妹の好物の入ったお弁当を作る予定だったのですが、よくよく考えたら妹の好物なんて知りませんでした」

「なので止むを得ず、世間一般的に人気の高いお弁当の具を入れることにしました。ただ入れるだけではつまらないので、とりあえずたくさん入れました」

―(何を言っているんだ…?)妹さんにいつもお弁当を作ってあげているのですか?

「妹にお弁当を作ったのは、片手で数えられる程度です。今回は『そういえば深夜の公園でピクニックしたことないね』という思いつきから、急遽お弁当を作っています」

―(何を言っているんだ…?)

実はしばたさんはミニチュアやアニメーションの制作など、多岐にわたって活動する映像作家。アニメーション作品「何度でも忘れよう/Keep Forgetting」が国内外の映画祭で評価されているほか、小麦粘土のユニークな作品を日々発信していることでも知られている。

そんなしばたさんは10月5日(土)、大阪ミナミのロフトプラスワンWESTで、著書「毎日こむぎねんど」の刊行を記念したイベントを開催。木彫り作家の川崎誠二さんと共に、それぞれの制作裏話やこだわりなどを披露する。会場では小麦粘土のワークショップも実施されるらしいので、興味のある人はチェックしてみよう。もしかしたら、梅干しの穴が9回楽しめる弁当が振る舞われるかもしれないぞ。

そんなわけはない。

■「しばたたかひろ×川崎誠二 トーク&ワークショップ」

 https://www.loft-prj.co.jp/schedule/west/128357

■「毎日こむぎねんど」

 https://www.maar.com/shop/craft/%E6%AF%8E%E6%97%A5%E3%81%93%E3%82%80%E3%81%8E%E3%81%AD%E3%82%93%E3%81%A9

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