「暇だから撮れた」謙遜しまくる沖昌之さんに聞く 写真集「必死すぎるネコ」第2弾

黒川 裕生 黒川 裕生

旅先でネコを撮影する際は、日の出から深夜までひたすら撮り続けることもある沖さん。「時間がもったいないから」と、食事もお菓子やコンビニの弁当で済ますことが少なくないという。

「僕はたまたま本を出すことができましたが、身長180cmのヒゲ面の男が、昼間から、カメラを抱えて、人通りの少ない路地裏に、じっと潜んでいる。客観的に見たら、かなりヤバいと思います。ブログが出版社の人の目に留まり、社会的に認められて、本当によかったです!」

「こんな写真が撮れたのは、ほとんど運だと思っています。あとは多少の経験則。ネコの気を引く餌やおもちゃも使いません。ネコは同じシチュエーションでも、その日の気分次第でやることが全然違う。『今日の日替わりは何かな?』という気持ちで、とにかく闇雲に時間を費やして撮っています。撮るより『見る』『なでる』時間の方が多い日もあります。そう、暇なんです!」

暇な沖さんが、抜群の引きの強さと、きっと人知れず涙を流しながらモノにしたであろう写真が堪能できる「必死すぎるネコ~前後不覚篇~」は、96Pオールカラー、税別1200円で発売中。ちなみに10月18日(金)19時からは、紀伊國屋書店新宿本店で、沖さんのギャラリートーク&サイン会もある。参加には整理券(先着50人)が必要。https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/20190830100027.html

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