つり革に約350体のハニワがお出迎え!近鉄の「こふん列車」で世界遺産の古墳群へGO!

山本 明 山本 明

―「こふん列車」が走ってひと月以上経ちましたね

企画統括部営業企画部(観光開発)主査の岩本恵利佳さん「おかげさまで、好評をいただいております。車内数か所にある『隠れハニワ』を見つけた、まさかここにあったとはやられた!という方も」

―つり革ハニワが人気だとか

岩本さん「キャンペーン終了後は個人でも買えますか、などとお問い合わせをいただくこともあります。でも残念ながら販売は予定しておりません」

広報部の谷口英志さん「月曜朝の通勤列車で遭遇し、可愛いハニワに会えて一日ハッピーでした、というお声も」

「また、比較的空いている車内だと揺れに合わせて、つり革のハニワが一斉に左右に振り子状態になる様子が、無言で歌を歌っているようで思わずじっと見てしまう…という方もおられるようです」

  ◇  ◇

―「こふん列車」はいつまで走るのでしょうか

岩本さん「キャンペーンは11月30日で終了しますが、同列車は2022年の2月くらいまでは運行予定です。また『確実に乗りたい』というお声にお応えしてこの列車を使ったツアーも実施しました。今後も検討していきます」

 近鉄といえば、三重や奈良といった全国的にも有名な観光地を走ることで有名。しかしそれだけでない、知られざる魅力のある土地を毎年一か所選び、行政などと協力して地域ぐるみでキャンペーンを行ってきました。同キャンペーンは今年で7回目です。世界遺産に登録されたとはいえ、羽曳野市・藤井寺市の観光地としての知名度は高くないと感じる、まずは両市を知ってもらうことが大事、と岩本さん。「こふん列車」がそのきっかけになれば、とのねらいから運行中です、とも。

―認知度が上がった、との手応えは

谷口さん「今まであまり鉄道に興味がない層にもアピールできたと感じます。東京に就職した娘もこちらにいる時は全く電車にも関心がなかったのですが、先日LINEで、ネットで見つけた同列車の画像を送ってきてくれて。『乗ってみたい』と…そういう反応がうれしいですね」

岩本さん「この列車に乗ってとても楽しかった、古市古墳群のある街に行きたくなった、とのお声をいただくことも。私たちの仕事は、お客様をある場所から別の場所までお運びすること。でもただ運ぶだけではなく、その目的地にも興味を持って、愛していただきたいと願っています。今回の『こふん列車』も、ぜひ列車にゆかりのある土地への訪問も併せて楽しんで貰いたいですね」

▼同キャンペーンHP

https://www.kintetsu.co.jp/senden/kofunmachi/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=kintetsu_ac_kofunmachi

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