茶室ど真ん中にカモシカの剝製、床の間に昆布の掛け軸 京町家で不思議な企画展

浅井 佳穂 浅井 佳穂

 茶室にニホンカモシカを置いたのは、日本の土から作られる土壁の色と、土の色に同化しやすい体色のカモシカを見比べてもらう狙い。昆布の展示方法は、その長さを日本の伝統的な掛け軸の様式で伝える意図だという。ほかにも、日本画とともに、ウサギやタヌキなど動物の毛でできた絵筆を展示する一画もある。

 三橋さんは「日本文化が好きな人には日本の自然に興味を持ってもらいたいし、自然が好きな人には展示を機に文化への関心を高めてもらいたい」と話す。9月16日まで、入場料500円。

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