珍景!神社を守るのは狛犬じゃなく「狛猫」 京都北部のこんぴらさん、9月に「こまねこまつり」

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繭や蚕をネズミから守る「狛猫」(京丹後市峰山町・金刀比羅神社)
繭や蚕をネズミから守る「狛猫」(京丹後市峰山町・金刀比羅神社)

 全国でも珍しい「狛猫(こまねこ)」がある京都府京丹後市峰山町の金刀比羅神社一帯で9月8日午前10時から、猫と丹後ちりめんにちなんだイベント「こまねこまつり」が催される。6~8日には銅版画展やまち歩きツアー、絵画展など多彩な催しが企画されている。 

 狛猫は、養蚕や機織の神を祭る境内の木島神社前に座る。峰山町は丹後ちりめん発祥の地。繭や蚕などを食い荒らす養蚕の天敵のネズミ予防で、猫が重宝されたためという。

 市民有志が3年前に始め、今年も20を超える企画を予定している。メインの8日には、神社境内で猫をモチーフにしたアクセサリーや雑貨の手づくり市、猫の保護活動や災害時のペット問題を考えるポスター展とトークイベント、お面や陶器に猫に絵付けするワークショップなどがある。地域一帯では猫メニューを飲食店や製菓店が提供し、地元アーティストによる作品展示やライブなどが盛り上げる。

 6日から猫を描いた銅版画展や子どもたちが描いた狛猫の絵画展などが周辺で始まり、7日には昨年に続いて、まちを歩いて取材してインターネットの自由参加型百科事典に投稿する「ウィキペディアタウン」が開催される。先着20人で無料。8月31日までに事務局wikipedianyawn@yahoo.co.jpに申し込む。イベント全体の詳細はhttp://komanekofes.com/

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