ミステリ作家の福田和代さんが神戸・三宮に立ち上げる、本とITのイベントスペース&カフェ「デジタル・ケイブ」。来たる6月23日(日)正午にオープンします。7月末には大ヒットドラマ「海猿」の原案者、小森陽一さんが、さらに8月初旬には小説「炎のミラージュ」の初代イラストレーターでもある漫画家、東城和実さんの登壇が決定しています。それぞれのイベント内容やこれからの計画などを福田さんに聞きました。
「デジタル・ケイブ」は三宮・東遊園地そばの貿易ビルの地下一階にあります。全員本好きだという、20~50代の5人のオープニング・スタッフも採用決定。以前はライブ・ハウスだったという内装も白を基調としつつ、ビビッドな黄色のアクセントカラーが効いた明るい空間に生まれ変わりました。とはいえ、地下ということもあり、何やら秘密基地めいた雰囲気が心をそそります。前職は都市銀行のSEだった福田さんが「SE現役時代の自分が上司の目から隠れて、こういう店で仕事したかった」という店内の席数は52席、コンセントは約30口用意。フリーwi-fiも完備でノマドワーカーも仕事がはかどりそうです。
オープニングイベントとして当日は16時から福田さんが店内でスピーチ。なぜ神戸の地で本やITのイベントスペースを開こうと思ったのか、今後のイベントの開催予定など、ざっくばらんにお話しされるそうです。またすでに、著名なクリエイターの講演が2件、SNSで告知済みだといいます。福田さんに詳しい内容を教えてもらいました。
「7月28日(日)登場の作家・小森陽一さんには『本業はもの創り 〜『海猿』『天神』『G ジャイガンティス』を産んだ作家・脚本家・モデラーの執筆活動から、怪獣愛まで』と題してお話しいただきます。小森さんは細部まで行き届いた徹底した取材力をもとにスケールの大きなエンターテインメントを描き出す作家。また怪獣愛も深い(笑)。多才で多彩な小森ワールドを楽しんでもらえれば」
「8月4日(日)は漫画家・東城和実さんが登場します。『それじゃちょっと、XXXの話でもしましょうか!?』と題して、デビューから現在までの作家活動の裏話や漫画家あるあるなどをぞんぶんに語ってもらいます。また東城さんは、桑原水菜さんの小説「炎の蜃気楼(ミラージュ)」シリーズの初代イラストレーションを担当したことでも有名。直江さんと高耶に戦国沼に引き摺り込まれた…!!という方も多いはず。他にアナログからデジタルにいち早く作画環境を変えた経緯など、制作面でのお話も聞けると思います」
どちらもドリンク付きで2000円。「Peatix」で先行販売中です。
◇ ◇
また、同店は平日のみ11時半から14時半まで、ランチメニュー(700~1000円)を4種類提供予定。特にお薦めは、ふわふわの卵でしっかり味付けされたチキンライスを包んだ「オムライスセット」(1000円)。