輝くバロックパールの表面を這う、ほっそりとしたナメクジのペンダントの画像がSNSで人気を集めています。
こちらのツイートは「真珠の表面を滑らかに這うナメクジのペンダントを作りました。」という文言とともに1月23日に投稿されました。その洗練されたフォルムに「ナメクジを綺麗だと思ったのは、はじめて。」と賞賛の声が多数寄せられ、2月9日現在3.4万件のいいねがついています。作品は1点ものでDMによる抽選販売には、作家の予想以上に多くの応募が集まったといいます。
制作したのは、福田英生さん。工房「アトリエpuchuco」(長野県・軽井沢町)にて、シルバーアクセサリーやからくり人形等を制作する金工作家として活動中です。反響については「沢山の人に作品を見て貰えて素直に嬉しかったです」とのこと。制作について伺いました。
――なぜ「ナメクジ」という題材を真珠と組み合わせてペンダントトップにしようと思いましたか?
きれいなバロックパールを手に入れたので、何の生き物を組み合わせようかと眺めていたところ、真珠の凹凸にナメクジが這う姿が見えたので制作しました。出来るだけ滑らかに真珠に密着する様に作りました。
――制作の上でこだわっていることは。
生き物の作品を作る上では、出来るだけその生き物が魅力的に見える様にポージングやデザインを考えています。
――3月に大阪南港ATCホール(大阪市住之江区)で開催される「OSAKAアート&てづくりバザール VOL.36」に出展するそうですね。
アートバザールは、3月20日(土)と21日(日)の2日間出展します。対面販売のイベントは、お客様の反応が直ぐに伝わって来るので楽しいです。大阪が故郷で、関西でのイベントは一年以上ぶりなので、そちらも楽しみにしています。
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「アートバザールでは70種類程の動物メインのアクセサリーと、10種類程のからくり人形を出品する予定です」(福田さん)とのこと。どんな美しい創造物を生み出してくれるのか、心惹かれますね。