飯森容疑者が拳銃強奪の後で大阪で起こそうとした“何か”…小川泰平氏が指摘

小川 泰平 小川 泰平
警察官が刺され拳銃が奪われた千里山交番(左)周辺を調べる捜査員=16日、大阪府吹田市(提供・共同通信社)
警察官が刺され拳銃が奪われた千里山交番(左)周辺を調べる捜査員=16日、大阪府吹田市(提供・共同通信社)

 交番勤務の警察官襲撃は、昨年6月に発生した富山市の事件が記憶に新しい。体制見直しも検討されている。

 小川氏は「神奈川県警では2020年から10年間で現在約470か所ある交番を統合再編して約400か所とし、1か所あたりの勤務人数を増やすという計画があります。私は海外の交番にも行きましたが、1か所の交番に警察官が20人くらいいる。『なぜ、日本のように3人ではないのか』と尋ねると、『それでは1日で襲われます』と言われた」と解説。少人数でカバーしている日本の交番も、時代の移り変わりとともに見直される時期に差し掛かっている。

 今回、飯森容疑者は古瀬巡査の拳銃ホルダーのボタンを外して拳銃を奪ったが、簡単に外せない装置に切り替わる前だった。小川氏は「日本全国28万人の警察官が1人1丁は貸与されている。交番の数の問題もあって、すぐ体制を変えるのは難しいが、少しずつ変わっている。拳銃を持たなければいいじゃないかという意見もあるようだが、警察官にとって拳銃は絶対に必要。拳銃を所持していることで犯罪の抑止力にもなっているし、安心の担保にもなっているはず」と強調した。

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