「テレ茶店」って何て読むの?人気芸人が命名で話題の喫茶店、7月末で閉店へ

山本 智行 山本 智行

 こいで、てつじの2人が関西の下町などを探訪し、地域の人々と交流しながらリクエストやクイズに答えるという番組。ロケで訪れた2人に青木さんが「店の名前を変えたいんですけど」と相談すると、てつじが「青山豆法」、こいでが“アジアの歌姫”と自身のネタ「テレちゃう」からとって「テレ茶店」と解答したことでいまに至る。ちなみに正式な読みは「テレサテン」で、シュールな字体が特徴的な題字も“こいで作”とのことだ。

 「こいちゃんは、もし自分が店を出すとしたらテレ茶店と決めていたようです。私も“これっ!!”と思いました。テレサ・テンのことはほとんど知りません。こいちゃん、閉めると聞いたら、驚くでしょうね」

 残り1カ月半ほど。この店の売りは上質な豆を使った1杯400円のコーヒーだ。10種類以上あるモーニングはもちろん、ランチメニューも充実している。せっかくなのでハンバーグとエビフライ定食を頼んでみたが、こんな店が近所にあればと思えるおいしさだった。

 昼下がり。ふと店内を見渡せば、老婦2人が別々に離れた席でお茶を飲み、くつろいでいる。「この後はフランス料理店になります。寂しがる人もいるでしょうから、お客さんにはまだ言えてないんですよ」と青木さん。気になって、もう一度今後を尋ねると「8月から嫁さんと娘と3人で岡山、香川、鳥取と移住体験をしてみて、それから決めようかと」。

 45歳。どうやら“時の流れに身をまかせ”るようだ。店内の有線放送からは、信じられないようなタイミングでテレサ・テンの曲が流れた。

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