愛知県人が東京のコメダ珈琲店で感じる違和感について描いた4コマ漫画がSNS上で大きな注目を集めている。
件の漫画「豆な話」を紹介したのは愛知県出身の漫画家、安藤正基さん(@aichidoughnut)。
作品内で指摘される違和感とは、コーヒー等のドリンクを注文するとついてくるおまけの豆菓子を提供する際の「こちらサービスの豆菓子となっております」という声かけ。コメダ珈琲店は愛知県発祥だが、愛知県や東海地方の喫茶店ではドリンクのおまけとして豆菓子などのおまけがついてくるのは常識。それをわざわざ一言ことわられることに大きな違和感を感じてしまうというわけだ。
安藤さんの投稿に対し、愛知県人、東海人とおぼしきSNSユーザー達からは
「これ東京のコメダ行くと毎回思います(笑)」
「あぁここら辺での違和感これか…豆菓子サービスですってそういやわざわざ言ってたな 名古屋は黙ってしれっと出てくる」
「エスカ店で、隣席の関西から来たと思われるお嬢さん達が豆に困惑していたので、思わず声をかけてしまったというおっさんムーブをかましたことがあります…シロノワールも出まくりだし、エスカ店は県外扱い必要ですねw」
など数々の共感の声が寄せられている。
安藤さんにお話をうかがってみた。
ーー安藤さんは愛知県のご出身ですが、ご自身も東京のコメダで「こちらサービスの豆菓子と~」 と言われたことがあるのでしょうか?
安藤:東京でコメダ珈琲店を訪れた際に確かに言われ、名古屋人としては少々違和感を感じました(笑)。
ーーこのほかにも東京のコメダに違和感を感じることはあるのでしょうか?
安藤:喫茶店文化の強い東海地方では広々と作られたコメダが多いので、東京のコメダはやはり立地の都合や少しでもお客さんが入れるよう席と席の間隔が狭いように感じました。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
安藤:関東でコメダを訪れた方から「確かに言われる!」 とのお声をいただいております。
◇ ◇
飲食店の慣習は地方によってさまざま。今後もコメダ珈琲店のようにマイナーでユニークな慣習を他地方に持ち込んでくれる飲食店が増えてくれることを期待したい。
なお今回の話題を提供してくれた安藤さんは12月27日に漫画「八十亀ちゃんかんさつにっき」(一迅社)の13巻を発売される。東京都から愛知県に越してきた主人公「陣界斗」の視点を通じて、ヒロイン「八十亀最中」の話す名古屋弁や愛知県における現代の習俗を描くという今回の話題にも通じる作品なので、ご興味ある方はぜひ手に取っていただきたい。
安藤正基さん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/aichidoughnut
「八十亀ちゃんかんさつにっき」(一迅社)13巻:(リンク)