その後、同容疑者は山口県に渡り、周南市内の道の駅で食料品を万引きしたとして警備員に取り押さえられ、山口県警に窃盗の疑いで逮捕されたが、そのまま逃げていた場合の経路はどうなっていたのか。小川氏は「これから寒くなるので、九州や沖縄など南の方に向かう可能性があったと思います。サイクリング車で自転車旅行としてフェリーに乗っても怪しまれませんし」と推測した。
一方、小川氏は「逮捕時に容疑者が小ぎれいにしていたこと」に注目。「インターネットカフェでも身分証明書の不要な漫画喫茶コーナーもあり、そこに入ってシャワーを使っていた可能性もある。また、自分に関する情報をネットで確認したい時は、ひったくりで手に入れた他人の身分証を使った可能性も出てくる」と分析した。
小川氏は「今回、警察の手で逮捕できなかったことは警察側からすると悔しいところ。大阪府警の落ち度については、容疑者の取り調べが一段落した時点で、処分が発表されるでしょう」と今後の展開を語った。