肉の快進撃が進む大阪。精肉工場併設の焼肉店に、NY発ステーキも

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 大阪市内に数店舗を展開する焼肉店「やきにく萬野」の本店(大阪市天王寺区)が、開店20周年をむかえたことを記念し、移転リニューアル。精肉工場、小売店を併設し、4月27日にオープンした。

「肉の部位をそれぞれ一番おいしいタイミングで提供したい」という萬野和成代表取締役の思いから、総工費2億円超をかけて焼肉店・精肉工場・小売店が一体化した店舗をオープン。小売店では毎日削ぎたて、さばきたての肉約30品が、極雌和牛の焼肉用100g450円、純国産の豚肉薄切り100g60円など、卸売価格で提供される。

 また、精肉工場には天井から吊された約2メートルの枝肉がずらりと2頭分並び、「目で見ていただくことで、お客さまに安心・安全を伝えたい」と、併設された小売店からもインパクト大の枝肉の塊を眺めることができる。

 焼肉店には赤身の盛り合わせや肉寿司など、約130種のフードメニューがスタンバイ。削ぎたての肉が運ばれるため、常時新鮮な肉が堪能できるという。特にホルモンは内臓の処理にかかる時間がそれぞれの部位で異なるが、一番良いタイミングで提供されるのが強みだ。

 また、関西に初進出するNY発の世界的人気ステーキレストラン「BLT STEAK OSAKA」は、商業施設「ハービスPLAZA」(大阪市北区)に、6月21日オープンする。

 2004年にアメリカで誕生した「BLT STEAK」の看板商品は、USDA(アメリカ農務省)認定の格付け最高位のプライムグレードの牛肉を使ったステーキ。やわらかさと旨みを追求するため自然熟成させ、専用の窯で925度の高温で焼き上げる。ポップオーバー(シュー感覚のパン)と一緒にいただくのが、こちらのスタイルだ。

 日本には六本木店と銀座店がすでにあり、大阪店は「モダン&クラシックとエレガントさ」をテーマに空間がデザインされるとのこと。全120席ある店内には、1.2mの巨大シャンデリアを含め、合計9つのシャンデリアが輝く。ディナーコースは10000円から(2名からのオーダー)、アラカルトもある。

 大阪の焼肉店は「安くておいしい」と首都圏からの出張ビジネスマンに人気が高い。脂ののった肉だけではなく赤身の味わいも注目されつつある近年は、アメリカ産やオーストラリア産の厚みのあるステーキも比較的リーズナブルに味わえる。大阪のブランド牛「なにわ黒牛」を一頭買いするようなイタリア料理店も登場した。低温調理などの新しい焼き方の技法も加わり、「おいしい肉を食べたい」ときの選択肢が、どんどん広がりつつある。

「やきにく萬野本店」小売店「肉まんのや」https://www.mannoya.com/shops/yakiniku/

「BLT STEAK OSAKA」https://bltsteak.jp/osaka/

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