もっとも、このお守り指輪は“幻の指輪”と言われるほど入手困難。というのもすべて手作りということで数に限りがあるため。御授与と言われる入荷予定日は月に2回で社務所に「中旬」「月末」と書かれた紙が張り出されるだけ。予約不可となっている。現在は遠方からの参拝者が考慮され、入荷日を電話で確認して取り置きもできるが、毎回行列ができて品切れ状態。サイズが合うかどうかも運次第となっている。
しかしながら救いもある。同神社の荻野大輔宮司によると社務所で頒布されているさまざまなお守りも「形が違うだけでご利益は同じ」。なかでも「銭形肌守り」(1000円)は他のお守りが1年間の“期限付き”であるのに対し、こちらは無期限で、ありがたいことこの上ない。大阪在住の主婦(47)は「指輪のお守りと同じ力があるそうですし、金属アレルギーの方にはいいかも。私もサイフに入れてます」と教えてくれた。
さらに、通の間で知られているのが年2回の「春季大祭」と「秋季大祭」だ。毎年4月22、23日と10月22、23日に行われており、拝殿で祈祷を受けることもできる。“サムハラパワー”を最大限に取り込める特別な日とされており、この時期に参拝するのがベストかもしれない。
ちなみに、この神社の起源とされる「奥の宮」は岡山県津山市の奥深い山の上にある。機会があれば一度訪ねてみてはいかがだろう。
サムハラ神社へは大阪メトロ「阿波座駅」から徒歩7分、もしくは「西大橋駅」から徒歩5分。