静止衛星は時速1万800キロの超高速飛行体なんです

ドクター備忘録

松本 浩彦 松本 浩彦
静止衛星は超高速で動いているんです(C)Sarunyu_fotoーFotolia
静止衛星は超高速で動いているんです(C)Sarunyu_fotoーFotolia

 今日は医学の話はお休み。いきなり地学の問題です。地球の直径は何万キロでしょう。

 実は地球は少し上下にひしゃげたミカンのような形をしていますので、赤道直径と、南極と北極を結ぶ直径は少し違うのですけど、地球の直径はおよそ1万2740キロとなります。ざっくり、半径で6000キロと覚えておいてください。

 ところで「宇宙」って地上何キロから上を宇宙と定義しているかというと、地上100キロから上空が宇宙になります。ほんの「すぐそこ」です。三宮駅から100キロといえば、直線距離で西は岡山の手前、南は和歌山の御坊、北は舞鶴です。東京と熱海の間も100キロ。

 その距離をそのまま上に向けるとそこから先はもう宇宙です。ものすごく近いでしょう。地球の直径から考えたら、大気圏なんて薄っぺらい膜、卵の殻ていどのもの。そんな薄っぺらい大気圏の中で、われわれ人間はあくせく生活してるんですね。

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