静止衛星は時速1万800キロの超高速飛行体なんです

ドクター備忘録

松本 浩彦 松本 浩彦
静止衛星は超高速で動いているんです(C)Sarunyu_fotoーFotolia
静止衛星は超高速で動いているんです(C)Sarunyu_fotoーFotolia

 さて、みなさんも天気予報でよく耳にされると思いますが、気象衛星「ひまわり」は、地表からどのくらい上空を飛んでいるのでしょうか。答えは3万6千キロ。地球の半径の6倍の衛星軌道を、秒速3000メートルの猛スピードで、24時間かけて地球のまわりを一周します。

 静止衛星と呼ばれていますけど、毎秒3キロで公転しているので、常に日本上空にいる事になるのです。「静止」どころか、時速1万800キロ(マッハ10)の超高速飛行体です。国際線旅客機の巡航速度がマッハ0・8ですので、そのスピードの凄まじさがわかるでしょう。マッハ10の旅客機があれば、ニューヨークでもロンドンでも1時間で行けちゃいます。

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