「世界の王」と中学からのライバル…大羽進さんは一本足打法にフラミンゴ投法で対抗

あの人~ネクストステージ

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現役時代の大羽さん(右)と阿南さん
現役時代の大羽さん(右)と阿南さん

 現役時代、王とは「今のように他チームの選手と食事に行くことはなかった」と練習中に立ち話をするくらい。引退後も「5、6年前かな。早実の後輩と焼き鳥を食べているときに、“先輩に電話します”というんで電話で話したくらい」と、この時に携帯番号を交換したもののほとんど交流はない。

 再婚した王会長に「いいんじゃないかな。携帯に電話番号は入っているけど、おこがましくて電話できないよ」と笑った。中学時代からライバルとして生きてきた2人は、決して交わることはない。ただ、球団会長として常勝チームを率いる王に対し、今夏も甲子園の夢が途絶えた母校の再建に尽力する大羽さん。中学時代からのライバルはカテゴリーこそ違うが、今も野球に対する情熱は変わっていない。(デイリースポーツ・岩本 隆)

 ◆大羽 進(おおば・すすむ)1940年9月19日生まれ、東京都出身。左投げ左打ち。投手。日大一から59年に広島入団。66年にオールスター出場。72年に東映移籍、その年限りで現役を引退。通算成績は446試合に登板、48勝79敗、防御率3・50。現在は日大一の非常勤コーチを務める。

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