いぬ好きさんのために、いぬを英語で語りつくすための英単語集「いぬたん いぬの英単語」が話題になっています。ねこ好きさんのための「ねこたん ねこの英単語」が大ブレイクしていて“ねこがあるなら当然いぬも!”という思いにこたえての発売だそう。癒やされ度抜群のかわいらしい犬の写真とともに約300の英単語やフレーズが掲載されていますが、可愛いだけじゃダメだワン…!とばかりに、意外に実用的なつくりです。これで勉強すれば、SNSを通じて世界のいぬ好きさんたちとつながれるのはもちろん、外国育ちのワンちゃん本人とも直接お話できそうだワン!
◇ ◇
「ねこたん」を発行した英字新聞社「ジャパンタイムズ」が、同じく「いぬたん」も手がけています。
さっそく内容を確認。チャーミングな写真とともに英単語やフレーズを紹介していくところは「ねこたん」と同じ。章立ては「いぬの体」、「いぬの一日」、「いぬのしぐさ」、「いぬの気持ち」、「いぬと暮らす」、「英語の中のいぬ」の全六章。おや…?「ねこたん」とは違い「気持ち」「暮らす」など、より“いぬ”という動物の個性や生活に密着した内容になっているようですが…?
「本の巻頭でも取り上げた『いぬは人の最良の友(Dogs are man’s best friend.)』という言葉があるように、いぬは人の生活に大きくかかわっています。つまり、人がいないいぬは想像しにくいということ。そこで本書では、いぬ目線の表現もあれば、『いぬのしつけ言葉』といった人目線の表現も紹介することにしました」と英語出版編集部の西田由香さん。
なるほど、確かにいぬと人間との絆をあらわす逸話や物語は、古今東西を問わずたくさん存在します。日本では「忠犬ハチ公」のエピソードが良く知られ、これをもとにしたハリウッド映画も作られました。「いぬ目線の英語表現には人との関係の強さがうかがえます。それは『いぬの一日』章内の『飼い主を待つ(wait for its owner)』『家を守る(guard a house)』といったフレーズを見ても一目瞭然です」。どうやら、いぬが人間に寄せる忠誠心や信頼は非常に強いものである、という認識は万国共通のようです。