また、いぬは喜怒哀楽をハッキリ表に出す動物。本書の第四章「いぬの気持ち」では、いぬがどんな体の動きでさまざまな感情を表現するか、英語で紹介されています。例えば『happy』というカテゴリ内では…
・しっぽを左右に強く振る
(Wag tail strongly)
・口を大きく開ける
(Hold mouth wide open)
などおなじみの動作が分かりやすい英文で載っています。“うちの子は今こんな気持ちでいるみたい”というのをぜひSNSで英語を使って表現したいですね!
また、第五章「いぬと暮らす」では外国人ならぬ外国犬と意思疎通を図るときには欠かせないフレーズがずらり。外国旅行中に出会ったワンコに「ハイタッチして!(Give me five!)」とお願いして、つぶらな瞳がこちらを見つめながら、可愛い肉球の並んだ足裏を、そっと手のひらに合わせに来てくれたなら嬉しさで悶絶してしまいそうです。
なお本書のカバー犬選びは大変難航し“「ねこたん」と並べた時に違和感がないものを”とデザイナーと協議を重ねたのだそう。最終的には、平昌五輪フィギュアスケート女子の金メダリスト、ロシアのザギトワ選手に秋田犬が贈られたように、日本犬が世界的に人気であることを受けて柴犬を登場させたのだといいます。「ねこたん」と並べると相性バッチリ、互いの魅力が相乗効果を生み出しています。
そんな可愛いワンニャンが交互に登場するデジタルサイネージ広告が東京メトロ銀座駅の銀座線と日比谷線を結ぶコンコースで現在展開中、通行人の目を引いています。いずれを選ぶにせよ、2冊の語学書に込められた“好きなものを通して英語を学んでほしい、そして世界と繋がる一歩としてほしい”という思いは同じ。ワンニャンともに、英語学習中の皆さんの頭と心をリラックスさせる一服の清涼剤となってくれそうです。
※ジャパンタイムズ発行「いぬたん いぬの英単語」1404円(税込)