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仕事がはかどるのは出社かテレワークか? 30代は「テレワーク派」が出社派の2倍超に

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

株式会社LASSIC(東京都港区)が運営するWEBメディア『テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)』は、このほど「テレワーク日と出社日の比較」に関する調査を実施、その結果を発表しました。それによると、業務への集中や効率では「テレワーク」を評価する人が多かった一方、チームでのコミュニケーションや一体感では「出社」を評価する人が多いことが分かりました。

この調査は、テレワーク/リモートワークを経験したことがある全国の20〜65歳のワーキングパーソン男女1007人(男性517人、女性490人)を対象として、2026年9月にインターネットで実施されました。

なお、年代別の内訳は、20代(167人)、30代(207人)、40代(251人)、50代(271人)、60代(111人)、出社形態別の内訳は、フルリモート(169人)、ハイブリッド(454人)、フル出社(384人)となっています。

「テレワーク日と出社日を比べて、次のそれぞれはどちらがよいと感じますか」という質問について、「業務集中度」「業務効率」「チームコミュニケーションの質」「チームの一体感」の4項目を比較しました。

その結果、「業務集中度」では、「テレワーク日の方が良い」とする回答が39.2%となり、「出社日の方が良い」とする35.7%を上回りました。

「業務効率」でも、「テレワーク日の方が良い」とする回答は36.4%で、「出社日の方が良い」とする33.5%を上回っています。

一方、「チームコミュニケーションの質」では、「出社日の方が良い」とする回答が54.7%に達したのに対し、「テレワーク日の方が良い」とする回答は20.2%にとどまっています。

「チームの一体感」についても、「出社日の方が良い」とする回答は52.2%で、「テレワーク日の方が良い」とする15.6%を大きく上回りました。

なお、「どちらともいえない」と回答した人も一定数おり、業務集中度では25.1%、業務効率では30.1%でした。

この結果からは、仕事への集中や効率と、チーム内のコミュニケーションや一体感とでは、働きやすいと感じる環境が異なることがうかがえます。

現在の出社形態(フルリモート・ハイブリッド・フル出社)によっても、テレワークと出社に対する評価には違いが見られました。

「業務集中度」で「テレワーク日の方が良い」とする回答は、フルリモートが53.8%、ハイブリッドが48.7%で、「出社日の方が良い」とする回答の20.7%、23.3%を大きく上回っています。

「業務効率」でも、「テレワーク日の方が良い」とする回答はフルリモートが53.3%、ハイブリッドが43.4%で、「出社日の方が良い」とする回答は、フルリモートで14.2%、ハイブリッドで21.8%です。

これに対して、フル出社では反対の傾向が見られました。「業務集中度」で「出社日の方が良い」は56.8%、「業務効率」では55.7%となり、「テレワーク日の方が良い」の21.6%、20.8%をそれぞれ上回りました。

「テレワーク日の方が良い」とする回答を年代別に見ると、「業務集中度」では、20代が47.3%、30代が45.4%、40代が41.0%、50代が32.5%、60代が27.9%と、年代が上がるにつれて低くなっています。

一方、「出社日の方が良い」とする割合は、20代が31.7%、30代が26.1%、40代が37.1%、50代が40.2%、60代が45.0%と、こちらは年代が上がるにつれて高くなる傾向が見られました。

また、「業務効率」では、50代(37.3%)と60代(42.3%)で「出社日の方が良い」が多くなりました。

特に30代では、「テレワーク日の方が良い」とする44.9%に対し、「出社日の方が良い」が22.2%と、22.7ポイントの大きな差が見られました。

「チームコミュニケーションの質」と「チームの一体感」の2項目では、「出社日の方が良い」が、フル出社、ハイブリッド、フルリモートの順に高くなっています。

ハイブリッドでは、「出社日の方が良い」とする回答は「チームコミュニケーションの質」で49.8%、「チームの一体感」で46.5%。フル出社では、それぞれ71.6%、69.0%でした。

一方、フルリモートでは「チームコミュニケーションの質」で「テレワーク日の方が良い」とする回答が34.9%となり、「出社日の方が良い」とする29.6%を上回っています。

「チームの一体感」では、「テレワーク日の方が良い」が27.8%、「出社日の方が良い」が29.6%と近い結果になり、「どちらともいえない」が42.6%で最も多くなりました。

「チームコミュニケーションの質」において、「テレワーク日の方が良い」と答えた割合を年代別に見ると、20代が39.5%だったのに対し、60代は6.3%にとどまり、33.2ポイントの差が見られました。

また、「チームの一体感」でも、「テレワーク日の方が良い」とする回答は20代の31.1%に対して、60代では5.4%にとどまり、25.7ポイントの差が生じています。

このように、チームコミュニケーションの質や一体感については、若い年代ほどテレワークを評価する割合が高い結果となりました。

男女別に集計した結果でも、テレワークと出社に対する評価の違いが明らかになりました。

「業務集中度」において、「テレワーク日の方が良い」とする回答は、男性が35.4%、女性は43.3%でした。

また、「業務効率」においても、男性の32.3%に対し女性は40.8%となり、いずれも女性の割合が高くなっています。

一方、「出社日の方が良い」とする回答は、「業務集中度」で男性が36.6%、女性は34.7%、「業務効率」で男性が34.4%、女性は32.4%と、男女間で大きな差は見られませんでした。

「チームコミュニケーションの質」でも、「テレワーク日の方が良い」とする回答は、男性が20.9%、女性は19.4%。「チームの一体感」では男性が15.5%、女性は15.7%と比較的近い結果となりました。

本調査からは、「個人作業はテレワーク」「チームの熱量を高めるなら出社」といった使い分けの意識が定着しつつあること、そして年代や生活スタイルによって快適と感じる環境が多様化していることが見えてきました。

自分の業務内容や好みに合わせて働く場所を選べるハイブリッドなスタイルや、相互の価値観を尊重したコミュニケーション設計が、今後の快適なワークライフの鍵となりそうです。

   ◇   ◇

【出典】
▽株式会社LASSIC
https://www.lassic.co.jp/
▽テレリモ総研/テレワークと出社、仕事の効率が良いのはどっち|「テレワークの方が良い」36.4%、「出社の方が良い」33.5%
https://teleremo.lassic.co.jp/telework/telework-vs-office-efficiency/

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