出社+リモートのハイブリッド勤務、一番ツライのは「週3日出社」のパターン!? 「日中、眠気を感じる」74.9%

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つい眠くなりがちなこの季節、出社とリモートを繰り返すハイブリッド勤務者のみなさんは、睡眠についてどんな不満や不安があるのでしょうか。20~50代の男女623人を対象に聞いたところ、7割以上のハイブリッド勤務者が「寝ても疲れがとれない」と回答しました。また、「日中、眠気を感じる」といった睡眠の課題を感じている出社頻度は「出社が週3日」の人が最も高くなったそうです。

味の素株式会社が2022年1月に実施した調査です。

ハイブリッド勤務者に睡眠に関する悩みについて聞いたところ、最も多かったのは「寝ても、疲れがとれない」(74.0%)でした。次いで、「休日は平日よりも、長時間眠る」(67.1%)、「日中、眠気を感じる」(67.1%)、「夜間、眠っている途中に目が覚める」(64.0%)といった回答が続きました。

また、「起床時、すっきり起きられない」(57.9%)、「睡眠時間は足りていない」(56.2%)、「眠りが深くない」(52.8%)という回答もあり、睡眠の質も量も十分ではないことが伺えたそうです。

さらに、「睡眠の悩みを多く感じている人の出社頻度」について聞いたところ、「日中、眠気を感じる」と答えた人は「週3日出社の人」(74.9%)、「週4日出社の人」(68.2%)、「週2日出社の人」(59.5%)、「週1日出社の人」(54.5%)という結果となり、週3日出社の人が、睡眠の悩みも抱えやすい傾向が見られたそうです。

リモートワークと出社の日の意識を比較すると、「コミュニケーションにストレスを感じる」(リモート:54.9%/出社:40.9%)、「肉体的に朝起きるのが辛い」(リモート:49.6%/出社:66.6%)「夜に肉体的な疲労感が強い」(リモート:36.9%/出社:63.9%)「翌朝、肉体的な疲労感が残っている」(リモート:43.0%/出社:59.9%)「朝の支度にストレスを感じる」(リモート:47.7%/出社:69.8%)という結果になり、「コミュニケーションにストレスを感じる」こと以外はすべての項目で出社の日がストレスを多く感じる傾向にあったそうです。

一方で、「リモートワークの日に感じること」については、「オンオフの区切りがつかない」(56.7%)、「出社の日に比べて、長時間労働になる」(34.0%)、「出社の日に比べて寝つきが悪い」(31.9%)という傾向が高くなり、睡眠の質の低下を招いているといいます。

   ◇   ◇

日常生活で心と体を元気にするヒントとして、産業医・睡眠専門医の相良雄一郎さんは以下のように述べています。

▽体内時計のずれは目覚めの日光でリセットされます。就寝時間が遅くなっても、起きる時間はできるだけ一定に保ちましょう。寝つきが悪い日は、入浴やストレッチを試み、読書などの光刺激を避けて過ごし、眠くなってから臥床すると寝つきや睡眠の質が良くなります。
▽リモートワークは出社に比べ自宅に引きこもり易く、活動量も日光を浴びる時間も大幅に少なくなります。運動不足解消とオンオフの切り替えのために、日中の散歩や窓際でのストレッチをおすすめします。朝の散歩は仕事のオンに、夕方の散歩は仕事のオフに有効ですので、使い分けると良いでしょう。
▽パワーナップとは12~15時に15分程度、横にならずに眠る事です。脳や体を休めて頭をスッキリさせ、ストレス発散、集中力・作業能率を上げる効果があります。目を閉じるだけでも目や脳を休ませることができます。30分以上寝ると寝起きがボーとするので、寝すぎない工夫が大切です。

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