「40℃時代」の働き方予測
日本の夏は年々過酷さを増し、危険な暑さが当たり前になりつつあります。もし、日本で40℃級の猛暑が日常となったら、私たちの働き方はどのように変わるのでしょうか。
本調査では、海外の制度や取り組みをヒントに、「40℃時代」の日本の働き方を独自予測しています。
▽気温シフト制社会へ。昼間に副業をする人が続出
暑い昼間(11:00〜16:00)を避け、早朝と夕方に働く「気温シフト制」が定着。空いた昼の時間を副業やリスキリングに充てるスタイルが一般化する。
▽夏季限定で働く場所を変える「避暑地ワーク」が普及
夏季限定で涼しい地域へ移住して働くワーケーションや、企業による「サマーオフィス」の開設が標準化。
▽「暑さ手当」が福利厚生の新定番に
在宅勤務時の冷房代補助や冷感グッズの支給など、「暑さ手当」を支給する企業が増加。就職・転職時の判断軸にも変化が生まれる。
▽「コクハラ(酷暑ハラスメント)」という言葉が誕生
危険な暑さの中で無理な出社や屋外労働を強制することが、ハラスメントとして認識されるように。
▽「地下オフィス街」ブームが到来
日当たりよりも「地下直結・空調効率」が重視され、地上に出ずに快適に仕事・生活が完結する地下オフィス街が形成される。
なお、夏の過酷な暑さに合わせて働き方を工夫している女性たちの取り組みは、大きく以下の3つのタイプに分類されました。
1.自由度の高い働き方(フリーランスなど)
働く時間や場所を自分で調整できる環境を選ぶことで、暑さによる負担を軽減しているケース。
「フリーランスになり、自分の体調などに合わせたリモートワークができるようになった」「夕方から夜にかけて活動している」
2.リモートワーク・ハイブリッド勤務
通勤による暑さを避け、自分に合った環境で働く工夫を実践しているケース。
「在宅勤務ができる部署に異動となり、リモートワークができるようになった。おかげで自分に合った環境で快適にリモートワークができるようになった」「リモートと通勤を混合して気分転換するようにしている。どちらかだけよりも気持ちが楽です」
3.涼しい時間帯に出勤
フレックスタイムなどを活用し、暑さのピークを避けて移動するケース。
「出社する際は、なるべく朝早めの涼しい時間に出社するようにしていました」「フレックスを使い、朝早めに出社することで、まだ日差しが本格的ではない時間に外を歩くようにしている」
酷暑時代において業務成果を維持・向上させるためには、気候変動に合わせて働く時間や場所を柔軟にコントロールする「環境適応スキル」が欠かせません。
同時に企業側にとっても、個人の努力や我慢に依存するのではなく、リモートワークの推進やフレックス制度の拡充、光熱費補助といった環境整備を整えることが、優秀な人材の確保・定着における重要なカギとなりそうです。
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【出典】
▽SHE株式会社 調べ