みなさんは、自分の仕事がいつかAIに取って代わられるかもしれないと感じたことはありますか。株式会社エムフロ(東京都渋谷区)が実施した「将来的にAIに奪われると思う自分の仕事に関する意識調査」によると、65.8%の人が「自分の仕事がAIに奪われる不安がある」と回答していることが明らかになりました。また、将来的にAIに奪われると思う仕事の1位は「問い合わせ対応」で、定型化しやすい業務ほど代替リスクが高いと感じられていることがわかりました。
この調査は、採用サイト制作代行サービスを運営する株式会社エムフロが、仕事をしている男女500人(女性330人・男性170人)を対象に、2026年5月にインターネットで実施しました。なお、回答者の年代は、20代 15.0%、30代 36.4%、40代 30.2%、50代 14.4%、60代以上 4.0%となっています。
65.8%が「AIに奪われる不安あり」、25.0%は「すでに奪われつつある」
まず、「自分の仕事がAIに奪われる不安があるか」という質問に対し、「とてもある」が21.6%、「ややある」が44.2%で、合わせて65.8%が不安を抱えていることがわかりました。
次に、「自分の仕事がAIに奪われる時期の予想」について聞いたところ、「すでに奪われつつある」と答えた人が25.0%にのぼりました。
「すでにほぼ奪われてしまっています。エンジニアだったのですが、実装自体はすぐできてしまうので、人間は完全にAIの下位互換だなと感じてしまいました」
という深刻な声も寄せられました。一方で、「奪われない」と答えた人も25.8%おり、特に福祉職や医療職からは「人と関わる仕事なので、AIに取って代わられることはない」という意見が多く見られました。
また、「奪われるのではなく、働き方が変わるだけ」、「AIを利用して業務を行ってもらう部分は、奪われることはないと思う」という声も寄せられました。AIの影響を強く感じながらも、うまく活用しようとする姿勢を持つ人も多いことがうかがえます。
奪われると思う仕事の1位は「問い合わせ対応」
続いて、将来的にAIに奪われると思う仕事についての質問では、1位は「問い合わせ対応」(18.2%)でした。以下、2位「データ入力」(13.8%)、3位「資料作成」(11.6%)、4位「チェック作業」(11.4%)、5位「記事作成」「文章作成」(いずれも9.8%、同率)、7位「プログラミング」(5.8%)という結果になりました。
1位:問い合わせ対応
・定型的な問い合わせ対応などはAIに置き換わると思う。ルール化しやすい業務は自動化が進みそう(30代・男性)
・電話での簡単な問い合わせ。奪われると仕事の負担が減るので、良いと思います(40代・女性)
・受診予約の受付や問い合わせへの自動対応など、簡単な応対業務はAIで自動化できると思います(50代・女性)
よくある質問への回答や予約受付といったパターン化されたやり取りが多い問い合わせ対応は、定型化しやすくAIとの親和性が高い業務です。すでにチャットボットによる対応がWebサイトで広く普及しており、音声対応への移行を見越す声もありました。
2位:データ入力
・納品書のデータ入力(20代・女性)
・紙帳票の文字データをパソコン入力すること(50代・男性)
決められたルールに従って正確に情報を入力するデータ入力は、AIによる自動化との相性が良い作業の一つです。「むしろ奪われてほしい」という声もあり、単純作業の負担軽減を歓迎する声も目立ちました。
3位:資料作成
・ミーティングの議事録作成や、定型的な報告書の作成(40代・男性)
・会議の議事録作成、表計算ソフトでの資料作成(50代・女性)
AIが得意とする情報整理や文章構成の能力を活かせる業務として、資料作成を挙げる人が多くいました。定例の報告書など、一定の様式に沿って情報をまとめる作業は特にAIへの移行が進みやすいと考えられています。
4位:チェック作業
・薬や書類のダブルチェックなどは、AIに担ってもらうようになると思います(30代・男性)
・経理のデータチェック、毎朝の在庫データチェック(50代・男性)
疲労によるミスが起こらないAIは、大量データの確認作業にも強みを発揮します。ただし、AI特有の誤認識によるミスの可能性もあるため、最終確認を人間が担うといったリスク管理も引き続き重要です。
同率5位:記事作成
・ライティングでの記事構成・執筆・投稿(30代・男性)
・執筆に関するほとんどの作業(案出し、情報収集、実際の作成など)は、AIに置き換わるのではないかと思います(40代・女性)
・コラム記事の作成(50代・男性)
記事の企画立案から構成・執筆までをこなせるAIの文章生成能力は急速に向上しており、記事作成は代替されやすい仕事という印象を持つ人が多いようです。
同率5位:文章作成
・メールなどの文書の生成(30代・女性)
・単純な文章作成(40代・女性)
・文章のアイデア出しや、説明文の作成など(40代・男性)
定型的なメール文面や説明文など、日常的な文章作成についてもAIへの移行を予感する声が多く集まりました。書くことが苦手な人にとっては、むしろ助かる変化ととらえることもできそうです。
7位:プログラミング
・簡単なプログラミング(30代・女性)
・設計やプログラム等のIT業務(40代・男性)
・プログラミング、SaaSやサーバなどのシステム運用・保守。ヘルプデスクなどもなくなると思います(40代・男性)
コード生成やシステム開発支援の能力も急速に進化しており、専門知識が少なくても簡単なプログラムやアプリの土台を作れる時代になっています。特に定型的・反復的なIT業務への危機感が強く表れていました。
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仕事がAIに奪われる未来に向けて対策をしている人は25.6%にとどまり、多くの人が「何を対策すればよいかわからない」という状態にあることも浮かび上がりました。大規模な学び直しだけでなく、AIを実際に使いながら「人間だからこそできる部分」を模索する小さな一歩も、有効な対策のひとつといえそうです。
【出典】
株式会社エムフロ(Craudia採用サイト制作代行)
https://craudia-recruit-create.com/