みなさんは、将来「実家を出たい」と考えたことはありますか。10代・現役高校生を対象としたアンケート調査で、回答者の15.8%が「実家を出たくない」、83.1%が「将来、実家から出たい」と答えていることが明らかになりました。物価高が続き先行きの見えない時代においても、令和の高校生の多くが独立への意欲を持っていることがうかがえます。
この調査は、10代・Z世代向けマーケティング情報サイトを運営する株式会社ワカモノリサーチが、全国の現役高校生(男女)284人を対象に、2026年2月から3月にかけてインターネットリサーチとして実施しました。
8割超が「実家を出たい」 一人暮らしへの憧れが最多
まず、「将来、実家から出たいと思いますか?」という質問に対し、「思う」と回答したのが83.1%、「思わない」が15.8%、「すでに実家から出ている」が1.1%でした。
「実家を出たい」と答えた高校生の声で最も多かったのが、一人暮らしへの憧れです。
「一人暮らしをしたい」
「一人暮らし憧れる」
「ずっと1人暮らしをしたいと思っていたから」
親が作った環境やルールのもとで生活しているからこそ、そこから抜け出したいという気持ちが強く表れているといえそうです。
続いて多かったのが「自由」を求める声でした。
「1人の方が楽」
「家にいると自分の自由にできないから」
「縛られなくて済むから」
家族が嫌いというより、自分のペースで過ごしたいという気持ちを持つ高校生が多いようです。
また、「自立」をキーワードにした回答も目立ちました。
「自立したい」
「自分で生きていく力をつけたいから」
「自立=一人暮らしだと思っているため」
「いつまでも人に頼りたくないから」
「独り立ちして親を安心させたいから」
「自立」と「一人暮らし」をイコールでとらえている高校生も少なくなく、親への感謝と自立への意識が同時に芽生えていることがうかがえます。
地方在住の高校生からは、都会への憧れを理由に挙げる声もありました。
「出身が田舎なので、都会に行きたい」
「上京してやりたいことがあるから」
「もっと推し活をしたいから上京したいです」
「実家を出ること」が、新しい世界へのスタートラインとして意識されているようです。
一方、家庭環境への不満を理由に挙げる高校生も一定数いました。
「普通に親との関係が悪い」
「親がマジでうるさい」
中には親からの暴力や暴言を理由とするケースもあり、家庭環境が実家離れの動機となっているパターンも見逃せない結果となりました。
「思わない」派は15.8% 安心感や立地のよさが理由に
一方、「実家を出たいと思わない」と答えた15.8%の高校生からは、実家ならではの安心感や居心地のよさを理由に挙げる声が多く集まりました。
「家にいる方が安心」
「家族といたいから。結婚しても、同居がいいと考えているから」
「ご飯がおいしいから出ない」
「親のすねかじりたい」というストレートな意見もあり、家族との時間や食事など、生活の「ぬくもり」を重視する高校生の姿が見えてきます。
また、実家の立地のよさを理由に挙げる声もありました。
「実家の立地がいいから」
「都内のどこ行くのも30分もあれば行けるから」
都市部に住む高校生にとっては、現在の生活環境がすでに十分に便利であり、あえて独立する必要性を感じにくいのかもしれません。さらに、「自分で生活費を出したくないから」など、一人暮らしの費用や家事への不安から実家を出ることをためらう高校生も見られ、現実的なコスト意識が選択に影響していることもうかがえます。
【出典】
株鹿会社ワカモノリサーチ
https://wakamono-research.co.jp/media/