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生後半年で体重わずか1kg…獣医も絶句したガリガリの子猫 病と里親破談を乗り越え、抱っこ大好きな甘えん坊の美ニャンに!

梨木 香奈 梨木 香奈

昨年の年明けまもなく、1匹の小さな子猫の命が優しい家族に繋がれました。キジトラの女の子「ぺこ」ちゃんです。保護当時、生後推定6カ月。ひとりぼっちで何とか生き延びていたぺこちゃんの体はガリガリの状態…。手を差し伸べたときには、深刻な病におかされていたといいます。一体、どのような紆余曲折があったのか…。飼い主となったXユーザー・がっちゃん(がつこ)さん(@scotti_xxx)が語ったその背景とはーー

納屋に見慣れない影…小さな子猫の姿が

ぺこちゃんとの出会いは、2025年1月のこと。飼い主さんの家は農業を営み、敷地内の納屋に小さな子猫が現れるようになりました。

「最初にぺこの姿を見たのは私の母でした。作業場の納屋でちょろちょろと走り回っているのを見たようです。当初は『きっと母猫が迎えに来るだろう』と思い、ご飯を置いて様子を見ていました」

ところが数日経っても母猫はおろか、きょうだい猫が現れる気配さえなかったといいます。見かねた飼い主さんは、ぺこちゃんを保護することにしました。1月9日のことです。

「ビニールハウスの中で、日向ぼっこしているところを無事に保護。そのまま病院へ連れて行くことにしました」

生後半年で体重1kg、獣医も驚いた健康状態

病院で診察を受けたところ、ぺこちゃんは永久歯が生えていたことから生後推定6カ月であることが判明。そして体重を測ってみるとーーわずか1kgしかないことがわかりました。

「獣医さんから『生後6カ月くらいでこの体重の子を見るのは初めてです。軽くても2kgくらいはありました』と、驚いた様子でした。さらに、猫風邪の治療をはじめ、ノミや寄生虫の駆虫をしなくてはいけないこともわかりました」

飼い主さんの家には、すでに先住猫の茶太郎と虎徹がいたため、ぺこちゃんには里親さんを探すことに。まずは、治療に専念する日々が始まりました。

猫エイズ発覚、里親さんの破談ーー「うちにおいで」

そうして保護から2カ月、猫風邪などの治療に一通りの目処が立ったころ、病院で再度、検査を受けた結果、重大な病が発覚しました。

「猫エイズが陽性だったんです。里親希望の方は見つかっていたのですが、『先住猫がいるので猫エイズの子はちょっと…』と破談になってしまいました」

とはいえ、飼い主さんの家にも2匹の先住猫がーー。家族と話し合い、そして病気について調べた結果、飼い主さんは決断します。

「ぺこをこのまま放っておけない。そう思って、我が家で迎え入れることを思いました。もちろん、茶太郎や虎徹もいるため、暮らし方については慎重に進めることに。何より、小さいながら懸命に生きようとしている命、『発症しない未来もきっとある』と信じて、ぺこを迎える決意をしました」

簡単ではない選択ーーそれでも、目の前のぺこちゃんの命を守りたいと思った飼い主さん。家族もその思いを受け止め、力を合わせることにしたのです。

“ぺこ”という名前は、娘さんが「腹ペコぺこちゃん」と命名しました。こうして、ぺこちゃんは優しい飼い主さん家族のもとで新たな猫生を歩み始めたのです。

思わぬハプニング発生、先住猫も巻き込む事態に

ただ、ぺこちゃんを保護してからはハプニングの連続でした。ひとつが落ち着いた思った途端、新たな問題が浮上したのです。

「体のあちこちからどんどん毛が抜け始めたんです。急いで病院へ行ったところ、原因は真菌症であることがわかりました」

猫の真菌は、カビが皮膚や毛に感染し、円形脱毛、フケ、かさぶた、強い痒みを引き起こす“人獣共通感染症”。猫だけでなく、人間にも感染します。

「かなり手強い病気でした。ぺこを触ったら手を洗う。部屋やタオルを共有しない。掃除を徹底するなど、苦労しました」

春を迎えるころには、病院で検査の結果、ぺこちゃんの真菌症が完治したことを確認。安心して茶太郎ちゃんや虎徹ちゃんと対面を果たしましたがーー

「あれだけ部屋の掃除を入念にしたものの、行き届かないところがあったようです。今度は、先住猫たちが真菌症にかかってしまいました。それからは治ったと思ったら再発…を繰り返し、3匹それぞれ隔離して暮らす日々。結局、そんな生活が夏まで続きました」

保護から1年、現在のぺこちゃんの様子は

ぺこちゃんは現在、推定1歳を迎えました。心配された体重も、今は3.2kgまで増えたといいます。

「保護当時は、1月の寒さもあって段ボール箱の中でほぼ動きませんでした。部屋へ出してもすぐ箱の中に戻ってしまうので『臆病な子だな』と心配だったんです。でも今は動きも素早く、とても元気に。抱っこ好きな甘えん坊になりました」

ぺこちゃんは、茶太郎ちゃんや虎徹ちゃんとも仲良く過ごしています。

「兄猫たちとウェットフードを分けて、仲良く食べたり、一番風呂のお湯を上手にすくってペロッと舐めたり。仕草がとてもかわいらしいです」

数々の困難をともに乗り越えてきたぺこちゃんと飼い主さん。今は穏やかな日々を過ごしています。

「猫風邪と猫エイズ、どちらも心配は残っていますが、これからも見守っていきます。このまま元気に、長生きしてほしいです」

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