京都府福知山市は、閉院中の三和診療所(同市三和町千束)を公設民営から市直営の国民健康保険診療所として8月から診療を再開する方針を決めた。旧三和町で唯一の医療機関だったため、町民の再開要望を受け、関連予算を2026年度当初予算案に盛り込んだ。
診療所は、運営を担っていた民間病院の撤退で24年11月に閉院した。市が昨秋に20歳以上の町民全員を対象にアンケートを実施した結果、回答者の53・9%が再開時に診療所の利用を希望した。町自治会長会からも再開を求める要望書が出ていた。
市は26年度当初予算案に開設や運営などの費用計3350万円を計上し、市議会3月定例会に提案した。
市によると、福知山医師会を通じて民間病院の医師を確保し、三和診療所の院長に委嘱する。診療日は週3日で1日当たり12人の来院を想定。26年度の診療収入は年間1235万円を見込み、国保特別会計と一般会計から計2100万円を繰り入れる。
市保険年金課は「再開後は三和町以外の方も含め、1人でも多くの方に利用してもらいたい」としている。