株式会社キッカケクリエイション(東京都渋谷区)は、このほど「AIコーディングアシスタントツール利用実態」に関する調査結果を発表しました。それによると、AIコーディングアシスタントツールを利用するエンジニアの約9割が「生産性向上」を実感している一方で、約7割が何らかの「課題や不満」を感じていることが明らかになりました。
調査は、業務でAIコーディングアシスタントツールを利用しているITエンジニア437人を対象として、2025年11月にインターネットで実施されました。
まず、「業務で利用しているAIコーディングアシスタントツール」について聞いたところ、「2種類」(39.8%)や「3種類」(13.7%)など過半数が複数のツールを使っている一方、「1種類」(29.7%)のみの利用者は約3割にとどまることがわかりました。
また、「最も頻繁に利用しているAIコーディングアシスタントツール」としては、「GitHub Copilot」(44.2%)が最も多く、次いで「Codex」(26.5%)、「Gemini CLI(Gemini Code Assist含む)」(23.8%)が続きました。
さらに、「AIツール選定で重視している点」については、「コード補完・生成の精度」(46.2%)、「処理速度・レスポンスの速さ」(39.1%)、「思考整理やアーキテクチャ設計の支援力」(31.8%)が上位に挙がっています。
続いて、「AIコーディングアシスタントツールの利用によって、業務の生産性が向上したと思いますか」と聞いたところ、約9割が「向上したと思う」(非常にそう思う33.4%、ややそう思う52.6%)と回答。
具体的には、「コーディング時間が短縮された」(56.6%)、「デバッグ作業が効率化された」(43.9%)、「定型的なコード記述の手間が減った」(34.8%)といった回答が上位となりました。
一方で、約7割が「AIコーディングアシスタントツールに課題や不満を感じる」(非常に感じる20.4%、やや感じる46.7%)と回答し、「意図しないコードが生成されることがある」(54.9%)、「提案されるコードの精度が低いことがある」(37.2%)、「セキュリティやライセンスの懸念がある」(34.1%)といった不満が挙げられました。
なお、タスクや状況に応じて「複数のAIコーディングアシスタントツールを使い分けている」(明確に使い分けている26.1%、ある程度使い分けている60.7%)とした人は約8割。
「使い分けの基準」としては、「言語やフレームワークによって使い分けている」(52.1%)、「複雑な実装と単純な実装で使い分けている」(39.4%)、「コード補完とコード生成で使い分けている」(34.3%)といった意見が上位に並びました。
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【出典】
▽KIKKAKE ITREND/【ITエンジニアのAIコーディングツール利用実態調査】86%が生産性向上を実感する一方で、半数以上のITエンジニアが「意図しないコード生成」などの課題や不満を自覚
https://itrend.kikkakeagent.co.jp/articles/204