tl_bnr_land

厚さ5.5センチの本に「カバーかけますか?」「できるんですか?」「できますよ」平然とやり遂げた書店員…老舗の技に称賛の声

中将 タカノリ 中将 タカノリ

1927年に創業して以来、日本を代表する書店として国内外に展開する紀伊國屋書店。今、SNS上ではそんな紀伊國屋書店の"カバーがけ"のクオリティが大きな注目を集めている。

「厚さ5.5センチ。『カバーかけますか?』と聞かれて、『できるんですか?』。『できますよ』と平然と答えた老舗のプライド」

とその模様を紹介したのは作家の藤井青銅さん(@saysaydodo)。

藤井さんが手に取った、やべみつのり著『光子ノート』(たろう社)の厚みは平均的な文庫本の3倍近い約5.5センチ。それにもかかわらず臆することもなく平然と、整然とカバーをかけられるとは、さすがに老舗クオリティだ。

藤井さんにお話を聞いたところ

「このカバーがけを披露してくれたのは新宿本店の女性店員さんでした。自分にだってできることなのかもしれませんが、『できますよ』という店員さんの毅然とした様子にプロ意識を感じたのと、カバーをつけた背表紙のマークが堂々としてカッコよかったのでついポストしました」

ということだった。

SNSユーザーたちから

「散々京極夏彦で訓練してきたとしか」
「なかなかに分厚いのにかけたことあります。元書店員です。長ささえあればいくらでもOKです。ただ、最近は差し込んで挟むだけの書店さんが増えたのがちょっと淋しいですね。昔は職人さんのようにパリパリと折ってくれてきちんとハマって抜けないカバーだったんですが… 」
「分厚い本のカバーするのテンション上がりました (元書店員)」

など数々のコメントが寄せられた今回の投稿。カバーがけに限らず、こういったプロのプライドがこもった技は見ていて気持ちのいいものだ。

なお今回の話題を提供してくれた藤井さんは昨年10月に著書『黄昏ラジオ』(ハルキ文庫)を上梓。厚みはわずか1センチということだが、ラジオ局を舞台に繰り広げられるさまざまな人間模様を、甘く切なくコミカルに描いた味わいある短編小説集なので、ご興味ある方はぜひ手に取っていただきたい。

【藤井青銅さんプロフィール】

「第一回星新一ショートショートコンテスト」に入選。以降、作家兼脚本家・放送作家になり、「夜のドラマハウス」「オールナイトニッポン・スペシャル」「NHKFM青春アドベンチャー」「FMシアター」など、書いたラジオドラマは数百本。腹話術師いっこく堂の脚本・演出を担当して衝撃的なデビューもプロデュース。お土産のご当地パイを「ゆるパイ」と名付けて『ゆるパイ図鑑』という本を作り、なぜか財団法人・日本パイ文化財団の理事になる。

『東洋一の本』を書いて、日本の国語辞書にはじめて「東洋一」の項目を載せた。『「日本の伝統」の正体』『「日本の伝統」という幻想』という本はあやしげな日本の伝統を扱い、話題に。『トークの教室』(河出新書)は版を重ね、ロングセラーになっている。最新刊は、連作短編集『黄昏ラジオ』(ハルキ文庫)。自伝的小説『ラジオな日々』(朝日文庫)

▽Xアカウント
https://x.com/saysaydodo
▽黄昏ラジオ (ハルキ文庫):リンク

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース