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「主婦は気楽でいいよな」モラハラ夫が嫌いすぎて早く離婚したい!→でも感情的になるのはNG 証拠を集めつつ冷静に対処を

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モラハラ夫に暴言や高圧的な態度を取り続けられると、自信を失い夫に従順になってしまうことがあると言われますが、もちろん全員がそうなるわけではありません。中には猛然と反発する妻もいれば、従順な振りをして心の中に不満を溜め込んでいる妻もいます。

不満を溜め込む妻は、愛情も次第に冷めていき、やがて顔を見るのも嫌になるほど夫が嫌いになります。しかし、そうした不満を長く溜め込んでんでおくのは精神的に良くありません。モラハラ夫へのイライラを解消する方法を紹介します。また、離婚する際のポイントも説明しますので、参考にしてください。

モラハラ夫の特徴とは

怒るとカッとなり、つい怒鳴ったり高圧的な態度を取ったりしてしまう夫もいます。しかし、妻を見下したり、常に冷たい態度を取ったりしているのでなければ、モラハラとまでは言えません。夫にモラハラ資質があるのかを見極めるチェックポイントを紹介します。

◆モラハラ夫がよく口にする言葉

モラハラ夫には共通点がいくつかあります。口にする攻撃的な言葉がよく似ているのも特徴です。モラハラ夫は常に妻を見下すので「誰のおかげで生活できると思っているんだ」「俺の家から出ていけ」などと、自分が上の立場であることを強調することが多く、妻を抑圧します。

また、妻の家事や仕事をけなすことも多く、「どうせ家で楽にしているんだろ」「家事くらい簡単にできるだろ」などと主婦をバカにするような言葉も口にします。妻だけでなく、妻の家族や友人も批判するほか、自分の機嫌が悪いと、それを妻のせいにするのもモラハラ夫にはよくあることです。

◆モラハラ夫をよくある言葉からチェック

モラハラ夫がよく口にする言葉を10個紹介しますので、次のような言葉に心当たりがないか、チェックしてみましょう。夫がよく口にする言葉が多いほど、モラハラ夫の可能性が高くなります。

モラハラ夫によくある言葉

・誰のおかげで飯が食えていると思っているんだ
・子供の面倒ぐらいしっかり見ろ
・家にいるんだから、家事ぐらいちゃんとしろ
・主婦は気楽でいいよな
・俺ぐらい稼いでみろ
・大した仕事もしていないのに偉そうに言うな
・よくそんなみっともない格好ができるな
・嫌なら家を出ていけ
・お前の親のようにはなりたくない
・俺をイラつかせるな

こうした言葉を使わずに、態度で妻への不満や怒りを表現するモラハラもあります。妻に対し舌打ちをしたり、にらみつけたり、大きな物音を立てたりして、妻を威嚇するのはモラハラの特徴です。妻を無視したり、冷笑したりすることもあり、こうした言葉を使わないモラハラを「サイレントモラハラ」とも言います。

嫌いすぎるモラハラ夫へのイライラを解消するには

モラハラ夫の攻撃的な言葉や態度から身を守り、精神的な負担を軽減するための具体的な対処法を紹介します。感情的に反応するとモラハラ夫の思う壺になってしまうため、冷静に距離を取りながら、自分の心と生活を守ることが大切です。

 ◆できるだけ距離を取る

モラハラ夫の攻撃的な言葉や態度から身を守るには、とりあえず距離を取ることが大切です。できるだけ顔を合わせずに、違う部屋で過ごしたり、休日には外出したりします。趣味を見つけたり、資格取得のための勉強を始めたりして、夫のことを忘れて集中できる時間を作るのもいいでしょう。

◆第三者に相談してストレスを軽減する

モラハラ夫は、外面が良いことが多く、外では「妻思いの良い夫」で通っていることもあります。このため、妻はモラハラ被害を周囲に理解してもらえず、孤立してストレスを抱えることがあります。

夫への不満が限界に達し、我慢できなくなったら、信頼できる知人など第三者に相談して、夫の言動がモラハラなのかどうかを判断してもらうといいでしょう。現在の状況を客観的に判断してもらえますし、誰かに話すことでストレスも解消されます。友人や知人でなく、自治体や弁護士事務所の相談窓口に相談するのも一つの手です。

◆感情的にならず冷静に受け流す

モラハラ夫は、自分が常に相手より正しいと思い、気に入らないと暴言を吐いたり、すねて冷たい態度を取ったりします。自分が失敗したのに、それを妻のせいにすることもあります。こうした幼稚な言動に対して、真正面から反論したり感情的になったりすると、相手の思う壺です。

モラハラ夫の小言や暴言が始まったら、「はい、はい」と何も答えずに聞き流す。不機嫌そうな態度を取っても気づかぬふり。心の中で「またか」と思いながら冷静に受け流せば、腹も立ちません。そして、いつか必要となる日のために、スマホの録音アプリやレコーダーをそっと起動させておきましょう。

◆夫婦カウンセラーに相談する

夫婦関係の専門家である夫婦カウンセラーに相談するのも有効な方法です。夫婦カウンセラーは、モラハラを含む夫婦間のコミュニケーション問題に精通しており、あなたの感情を整理しながら、今後どうすべきか冷静に考えるサポートをしてくれます。

カウンセリングを通じて、自分の気持ちや置かれている状況を言語化することで、心の整理がつき、離婚すべきか関係修復を目指すべきかの判断もしやすくなります。夫婦で一緒にカウンセリングを受けることが理想ですが、モラハラ夫が応じない場合でも、妻だけでカウンセリングを受けることで精神的なサポートを得られます。

◆自分の時間を確保して気持ちを切り替える

モラハラ夫との生活では、常に緊張状態が続き、自分らしさを失ってしまうことがあります。意識的に自分だけの時間を作り、好きなことに没頭することで、心のバランスを保つことができます。

習い事を始める、読書をする、友人と会う、運動をするなど、夫から離れて自分が楽しめる活動を見つけましょう。資格取得の勉強を始めれば、将来の経済的自立にもつながります。自分の時間を持つことは、モラハラ夫への依存を減らし、精神的な自立を促す効果もあります。

◆証拠を記録しながら冷静に対処する

モラハラ夫の言動に苦しんでいても、将来的に離婚を考えるのであれば、感情的に反応するのではなく、冷静に証拠を集めることが重要です。暴言や理不尽な要求はスマホの録音アプリなどで記録し、メールやLINEのやり取りはスクリーンショットで保存しておきましょう。

日記やメモに、「いつ、どこで、どんなモラハラ行為があったか」を詳細に記録することも有効です。証拠を集めることで、「いざというときに使える」という安心感が生まれ、精神的な余裕も持てるようになります。証拠は離婚調停や裁判で必ず役立ちますので、継続的に記録する習慣をつけましょう。

モラハラ夫を後悔させられる?

夫が嫌いになるほどモラハラを受け続けていると、なんとかして夫に仕返しできないか、モラハラを後悔させられないかと考えるようになるものです。モラハラ夫を後悔させるには、どのような方法があるのでしょうか。

◆ 仕返しや復讐などは考えない

モラハラ夫を後悔させる方法として、仕返しや復讐を考える妻も多いでしょう。仕返しや復讐が上手くいって、相手が窮地に追い込まれると、一時的にスカッとするかもしれません。しかし、相手を困らせるというのは、どこかしら後味の悪さも残るものです。モラハラ夫に合わせて、自分も嫌がらせをするのは止めたほうがいいでしょう。

それに、仕返しや復讐をしようとすると、相手から思わぬ反撃を受ける可能性もあります。下手をすると、自分の方が加害者となりかねません。いくらモラハラで嫌な思いをしていても、決して感情的にならず、「自分は間違ったことはしていない」と胸を張れるよう行動することが大切です。

◆離婚して相手を忘れること

モラハラ夫は執着心が強い上、承認欲求が強い面もあるので、心の中では「妻をずっとそばに置いておきたい」「妻に認められたい」と思っています。ですから、モラハラ夫に最も効果的な仕返しは、夫の価値を一切認めず、夫の元を離れ、さっさと相手のことを忘れることです。

モラハラをする夫が嫌いで、仕返しをしたい、後悔させたいと思ったら、まずは別居や離婚を考えましょう。突然離婚を切り出され、「あなたには何の価値もない」と言われたら、夫は精神的にダメージを受けるはずです。

◆幸せになることが最大の仕返し

晴れてモラハラ夫と離婚できたら、次にすることは幸せになることです。モラハラ夫と別れることで、自由に生き生きと生きることができ、毎日、充実した日々を送っていることを見せつけてやりましょう。

「自分の言う事を聞いていれば間違いない」「俺のおかげでお前は生活できている」などと妻を束縛しようとしていた夫に、離婚することで幸せになれたという姿を見せることが、最大の仕返しで、相手を後悔させることになるのです。

~夫婦カウンセラー高草木 陽光さんのコメント~

冷静に話し合いを求めても話にならない相手なら、これ以上何をしても無駄なのかもしません。現実、同居しながら離婚調停を申し立てたり、離婚訴訟を提起したりするのは難しいので、「離婚調停を申し立てる前に別居する」というのが一般的です。

なので、感情的に勢いで別居することはせずに、これまでの証拠や資産が把握できる書類や通帳のコピーなども持って別居する準備を整えましょう。

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