「3歳児の手により、うちの蚊取り線香がkawaiiと化してた」
SNSに投稿されたのは、可愛い顔と手が描かれた「電子蚊取り器」の写真です。投稿したのはInstagramを中心に育児や日常のエッセイを手掛けるイラストレーターの「伊藤ぽんぽこ」(@ito_ponpoko)さん。
3歳の息子さんと1歳の娘さんを育てるママさんで、今回、電子蚊取り器には息子さんの手によって命が吹き込まれたといいます。無機質な電子蚊取り器への脱力感たっぷりのイラストを描いた息子さんのセンスに驚嘆の声が多く集まりました。
「顔はまだしもこの手を描ける3歳天才では⁇」
「描きすぎなぃの、センスすごぃぬ…」
「商品化してほしい」
「蚊取り線香なのに『蚊は良い』のか・・・」
今回、息子さんがモチーフにしたのは「すみっコぐらし」に登場する「タピオカ」というキャラクターなのだそうです。一見すると誰にでも描けそうな絵にも見えるのですが、今にも動き出しそうな雰囲気なのは息子さんにしかできない芸当。子どもが持つ独特の感性は決して大人に真似できません。
そんな息子さんですが、電子蚊取り器に目を付けた理由はどういったものなのでしょうか。また、普段から絵を描くことが好きなのかというのも気になるところ。息子さんとの日常の様子や「kawaii化」した電子蚊取り器について、伊藤さんにお話を伺いました。
ーーすみっコぐらしの「タピオカ」は息子さんが好きなのですか?
「はい、すみっコぐらしの中でも大好きなキャラクターです。息子は『小さくてかわいいもの』がすきなので、すみっコぐらしの中でも『みにっコ』と呼ばれる、タピオカやエビフライのしっぽなどのキャラクターが好きなようです(余談ですが、息子の言い方が『タピオカ』でなく『ぱぴおか』になってしまうのがかわいいなと思ってます笑)」
ーー息子さんが電子蚊取り器に目を付けたのは?
「電子蚊取り器の姿を見て『ぱぴおかみたい!』と直感で思ったようです。『お顔描きたい!お顔描きたい!』と言われて、一発で描いてくれました」
ーー息子さんの手が加えられた電子蚊取り器を見て?
「『これはまた…一生捨てられないコレクションが増えてしまった…(嬉)』と思いました。親バカですが、息子の描く絵が大好きで、自分の仕事部屋にもリビングにもお気に入りの作品を飾っているんです。大好きな息子の、大好きな作品がどんどんと増えていって、うれしい悲鳴が起こっています」
ーー息子さんは普段から絵を描くのが好きなのでしょうか?
「はい。絵を描くのが大好きで、朝起きて絵を描き保育園に行き、帰ってから手を洗ってすぐに絵を描いています」
ーー絵を描いている立場から見て今回の息子さんの絵をどう評価しますか?
「『目と口のバランス』や『手のもじもじした具合』といい、私よりもよっっっぽどセンスがいいな…!と息子の画力に、もはや嫉妬しています(笑)。最近は、息子に『こうやってかくんだよ〜』と教えてもらっているので、私も息子みたいにゆるくてかわいい絵が描けるようにがんばりたいと思います!」
ーー普段の息子さんはどんなお子さん?
「甘えん坊で恥ずかしがり屋さんだけど、とっても優しい子です。内弁慶なんですが、家でもヒョウキン者でいつも笑わせてもらっています。将来は、元気に楽しく生きてくれればそれが一番の幸せなので、息子自身の『だいすき』をいっぱい見つけて生きていってほしいなと思っています」
漫画を描いている伊藤さんをも嫉妬させる息子さんの画力は、将来大物になる予感を感じさせますね。
伊藤さんは「『ご自愛』と『やりたい』を大切に生きている人間として、InstagramやXで日常・育児漫画を描いています。よかったらお暇な時に覗いていただけたら、めちゃくちゃ嬉しいです!」と話してくれました。