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古代から蘇ったサメが温泉地を襲う超ド級の映画「温泉シャーク」続編公開へ 九州のロケ地もノリノリで便乗…サメが現実を侵食し始めたぞ

黒川 裕生 黒川 裕生

古代から蘇った獰猛なサメが温泉地を襲うという前代未聞のサメ×温泉×特撮映画「温泉シャーク」(2024年)に、まさかの続編企画が進行中だ。今度の舞台は日本屈指の温泉大国・九州。「温泉シャーク2九州大決戦」と銘打ち、前作を超えるスケールでサメとマッチョが暴れまくるという。製作費に充てるクラウドファンディング(CF)では、目標金額の3080%という驚異の3080万円余りの調達に成功。関係者は「世界が俺たちのサメを待っている」と鼻息も荒い。

前作「温泉シャーク」はCFで支援者1278人、総額1140万円を集め、国産サメ映画に寄せられる期待と潜在的ニーズの大きさを世に知らしめた。封切り後は公開初週ミニシアターランキング1位を記録しただけでなく、海外での好事家の間でも評判に。アメリカや台湾で劇場公開されたほか、各国の映画祭などで話題を集め、今月も米映画メディアで「Best“WTF”Film(最高にイカれた映画賞)」に選ばれたという。

続編のクラファン調達額は驚異の3000万円超

大反響を受けて今年2月に続編のCF企画を立ち上げたところ、支援者2879人、支援総額3080万8489円というインディーズ映画としては国内最高規模を達成。多くのサメ映画ファンから寄せられた熱い思いを胸に、「今度は戦争だ!」とどこかで聞いたようなキャッチフレーズを掲げ、熊本県小国町を中心にロケを敢行した。

ロケ地となった小国町の「ASOおぐに観光協会」もこの熱に便乗。2026年春に行われる地元の風物詩「杖立(つえたて)温泉鯉のぼりまつり」にサメののぼりを紛れ込ませることを企画した。購入者の名入れバージョン(5万円)と、購入者がサメに喰われているバージョン(8万円)の2タイプを用意し、限定で計20本、完売次第終了を予定している。

前作に引き続き、「温泉シャーク」のプロデューサーを務める永田雅之さんは「地元の方の熱量がすさまじく、伝統ある鯉のぼり祭りにサメをまぜると聞いた時は、『この人たち正気か?』と私が一番驚きました」と明かし、「スクリーンを飛び出し、自治体公認で現実を侵食し始めた『温泉シャーク』。良い意味での“悪ふざけ”にぜひご期待ください」と呼びかける。

なお、「温泉シャーク2」は2026年公開予定。詳しい情報は温泉シャークの公式X(@hotspringshark)で。

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【温泉シャークのぼり】https://spashark.oguni.info/#

【温泉シャークX】https://x.com/hotspringshark

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