「見てください。とんでもないカワイイネッコがいた形跡があります。抜け殻が置かれてます。
…まだ温かい。
近くにとんでもないカワイイネッコがいるかもしれない。」
そんな言葉とともにXに写真を投稿したのは「mum」(@y5_y5_san)さんのアカウントです。つい先ほどまで毛布の中にいたと思われる愛猫のお名まえは「菊千代」ちゃんといいます。菊千代ちゃんはなんと現在20歳になるおばあちゃん猫さんなのだそうです。
ちいさな身体をすっぽりくるんでいたことを想像させる「抜け殻」を見た人たちから「ネッコの脱け殻、最高に萌えますね」「可愛い空蝉ですね」「まだ温かい、遠くには行っていまい!」などといった声が届きました。
mumさんに菊千代ちゃんのことをお聞きしました。
「抜けたてホヤホヤ」
――この「抜け殻」はどうやって?
うちの子が寝ているときは必ずこのペット用のミニ毛布を体に掛けてあげているのですが、キッチンで家事をしていてこの部屋に物を取りに来たら、ご飯ゾーンの横にこの綺麗な抜け殻が完成していました。
よくこの毛布を背負ったままトイレに入ったり歩いていたりするので、あちこちに毛布を落としているのは日常茶飯事なのですが、この時はあまりにスポンって抜けたまま毛布が自立していたので驚いて慌てて激写しました!
――確かに自立していますね。
薄くて柔らかい毛布なのでどうやって自立しているのか謎でした。抜け殻の中にそっと手を入れたらまだ温かかったので抜けたてホヤホヤだったと思います。何回か再現してみようと手でやってみたのですが、こんなに綺麗な抜け殻は再現できず…ちなみに抜け殻は回収するまで自立していました!絶妙なバランスでできていたのだなぁと感心しました。
「猫部屋」で発見!
――愛猫はどこにいましたか。
抜け殻の本体の本猫は私のベッドの隅に作ってある猫部屋でくつろいでいました。
――投稿に大きな反響がありました。
この抜け殻を見つけた時、思わず大好きななかやまきんに君のYouTubeのワンシーンが浮かんだのでその名シーンをオマージュして投稿したのですが、まさかこんなに反響があるとは思わず驚きました!中にはきんに君の面白シーンのオマージュだと気づいてくださっている方達もいて嬉しかったです!
「おばあにゃん」になって甘えんぼさんに
飼い主のmumさんは、高齢猫であるに菊千代ちゃんについて「うちの子は七夕に21歳を迎えます。性格は穏やかですが怖がりです。病院ではカチカチに固まって先生に診察しやすいねといつも褒められます」といいます。さらに「おばあにゃんになってとっても甘えんぼになりました。持病もあり闘病中で心配も絶えないのですが、抱っこして寝かしつけてと甘えてきたり、仰向けに抱いて歯磨きをしている時にこちらを見つめてくれるとき、涙が出そうなくらい幸せを感じます。こんなに長生きしてくれて日々感謝しながら生活しています」とふかい愛情をこめて語っています。