センス抜群のクリスマスツリー、よく見ると…「拡大してヒエッ!」「本物のツリーかと思った」

太田 浩子 太田 浩子

 街がクリスマスに染まり始めた11月中旬、真っ白なオーナメントで統一された1メートルサイズのクリスマスツリーの写真が投稿されました。素敵なツリーにもかかわらず、ついていたハッシュタグは「#我こそは変態だと思う作品を晒そうぜ」です。

 実はこのツリーは、木部分からオーナメントまですべてレゴで作られています。

「👏すごい👏 拡大してみなかったら、素敵な本物のツリーかと思った👀 拡大して見ても、オーナメントだけがレゴかと思って、もう一回拡大してツリー部分もレゴと確認して再度驚いた!」
「拡大してヒエッ…!ってなった。」
「こういう変態は世に出るべきです!! 変態として胸を張ってください!!」

 こんなコメントが寄せられて、投稿は146万回以上表示され、6.2万の「いいね」がつきました。2年前のカラフルなオーナメントのツリーも投稿した「パンノダ/レゴで作る危険な家」(@pannoda1)さんに詳しいお話を聞きました。

──こんな素敵なクリスマスツリーもレゴで作れるのですね。いったい何個くらいのパーツを使われているのでしょうか。

 葉っぱだけでも300枚ほどあります。幹部分となると…申し訳ありません数え切れないほど使っています(笑)。製作期間は約2年間です。

──「変態」(褒めています)ですね(笑)。2年前の赤がメインのオーナメントも素敵です。

 ツリー自体は同じものを使用しています。オーナメントは新旧で全て入れ替えていて、同じ木馬でも作り方を変えています。

──投稿が話題になりましたね。

 たくさんの方々に見ていただき、嬉しい気持ちでいっぱいです。今年のクリスマスツリーの参考になればと思います。

──今回のツリーのようなレゴの作品は、みんなが使っている普通のレゴで作れるものなのですか?

 このツリーに関して言うと一般的に子どもが遊んでいるレゴ(大人向け以外のセットに入っているパーツ)で作っています。サイズを抑えることで、なんでも作ることができるのではないでしょうか。

──家にあるレゴで作れる気がしないので…。すごいです。設計図のようなものは作るのでしょうか。

 ツリーのように普遍的なものは頭に浮かべて作っています。それ以外のオリジナリティが強いものはラフ絵を描いてから製作する場合が多いです。

──やはり子どもの頃からレゴで遊んでいたのですか?

 レゴに初めて触れたのは20年以上前、小学生の頃に祖父から貰った誕生日プレゼントです。その後、数年間遊んでいましたがフェードアウトしました。再燃したのは4年前です。コロナ禍でしたのでクリスマスを外ではなく家の中で過ごすために、実家に眠っていたレゴでクリスマスツリーを作り始めました。これがきっかけで作品づくりの日々がスタートしました。

──作るときに意識していることはありますか?

 冷たい質感の中に温かみを感じる作品や、不安とノスタルジーが共存する作品を作っています。一見正反対の要素がひとつにまとまることで不思議な魅力が生まれると思っています。

──ちなみに作った完成品は、そのまま置いておくのですか?

 一部作品を除いてバラしてしまいました。実は、このツリーもまた…(笑)。しかし次の作品にパーツを再利用出来ることはレゴの素晴らしい要素のひとつだと思っています!

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