小学生の娘の気づかいで、家事の手間が省けて助かったという母親の投稿が、Xで話題となっています。投稿した人に話を聞くと、「やさしさの連鎖」とも言える後日談も!
投稿したのは9歳と6歳の娘、7歳の息子の3人を育てるトリッシュ(@torish935)さん。子どもたちの通う学校では給食に必ず箸を持参するのですが、カレーなどメニューによってはスプーンが用意されている日もあるそうです。
ある日、9歳の長女が学校から持って帰ってきた給食袋を開けると、箸箱に付箋が貼ってありました。何かと思って読んで見ると「箸は使ってないよ」と書かれており、「こういうひと言添えてくれてると、洗う手間が省けてホントに助かるのよね」と喜ぶトリッシュさん。
投稿には「なんていい子 素敵です」「心づかい 沁みる 変化無い一日だったけど ちょっと幸せになれたよ」「通りすがりにめちゃくちゃ心があったかくなるポストでもう娘ちゃんかわいい大好きってなりました」と称賛の声。
また、「9歳でこんな気遣いが出来るなんて!私の娘もこんな風になってほしいです」というコメントには、トリッシュさんは、娘さんが最近お茶碗を洗い始めたので、母の気持ちが少しわかったのかも?と返答していました。
そんな娘さんについてトリッシュさんに詳しくお話をうかがいました。
娘の気づかい「書ききれないほどありますよ」
――付箋を貼って箸を使ってないことを教えてくれたのは、投稿した日(10月24日)が初めてですか?
「初めてでした! 今でもつけてくれている日がありますよ。口頭で教えてくれる日も」
――初めて付箋を見た時の気持ちは?
「気が利くなぁって感心しました。娘の日頃のキレイ好きな様子から、そのまま翌日に持たせられるし、ホントに助かるなぁって思いましたよ」
――ふだんの暮らしのなかで、他にも気づかいを感じたことはありましたか。
「学校で用意しなくてはいけない道具など、早めに連絡してくれます。私が、体調を崩した時など、率先して家事を手伝ってくれたり、弟や妹の荷物を持ってあげたり。それから、身体の不自由なばあばに、いつも1番に手を差し伸べるのは娘なんです」
――家族に対して、常に思いやりをもって接してるんですね。
「相手の気持ちになって行動できるところは、素晴らしいとよく褒めています。親ばかですが、ほかにも書ききれないほどありますよ」
――他のきょうだいにとっては優しいお姉さんだと思いますが、なにか影響は。
「娘を真似して、7歳の息子も、箸を使ってない日は教えてくれるようになりました」
◇ ◇
家事を手伝うのに加え、幼いきょうだいや祖母を助ける、優しくてしっかり者の長女さん。2つ下の弟くんにとっては、自然と見習いたくなるお手本であり、憧れの存在なのかもしれませんね。
トリッシュさんが教えなくても、自分から家事の負担を減らそうとしていることに、子どもたちの家族の役に立ちたいという気持ちが感じられます。
今回、投稿が話題になったことについて、トリッシュさんは「私の些細な日常を、たくさんの方々が目に止め共感くださること、本当に励みになっています。気がついたらフォロワーさんも増えていて、ありがたい限りです」と感謝。そして、「先々、みんながクスッと笑えるような、気軽に寄り道してもらえるようなブログを開設できたらなって、まだ漠然としていますが、そんな夢があります」と今後の展望について語ってくれました。
■トリッシュさん(@torish935)のXアカウント https://x.com/torish935
■まいにちトリさん(tories_dishes) https://www.instagram.com/tories_dishes?igshid=dW5xd3k5OXo2MDNz