「友人が高校卒業時に作ってくれた本棚、『お前の単行本で埋めろよ』と言われたけれど連載が取れない間、ただの小物置き場になってましたが、やっと一冊置けました。置いてみて思ったんですが、この本棚を埋めるの難易度まぉまぁ高くない???」
X(旧Twitter)では、漫画家の遠田マリモ(@marimonomanga)さんによる2つの投稿が多くの人に感動を与えています。
遠田さんは、2016年に講談社『別冊少年マガジン』で『魔王遭難中!!! ~愉快な仲間達を添えて~』でデビュー。その後、『生まれた直後に捨てられたけど、前世が大賢者だったので余裕で生きてます ~最強赤ちゃん大暴走~』(アース・スター エンターテイメント刊)などが発売され人気を博しています。
冒頭のコメントは、2017年に投稿されたもの。写真には、本棚に右端に著作の1巻が置かれていますが、左側にはまだ十分なスペースがあります。
そうして遠田さんは、2024年10月19日、過去の投稿を引用し、「ぎっちぎちに埋まったぞ、7年かかったぞ、幸せだぞ」と近況を報告しました。
21冊の著作で埋まった本棚の写真を投稿を目にした人たちから、31万件もの“いいね”が殺到しています。遠田さんに詳しいお話を伺いました。
今でも続く交流…本棚を作った友人は木工作家・彫刻家に
ーー漫画を描かれるようになったきっかけを教えてください。
「漫画を描くようになった時期やきっかけは覚えていません。とにかく、ずーーーーーっっと描いてました」
ーー高校時代のご友人は、木工作家・彫刻家として活躍されている「FUKUDA Toru 福田 亨(@TF_crafts)」さんですか? 当時、どのような関係だったのでしょうか。
「そうです! 高校が寮生活だったので、よく作品について話し合っていましたね。福田の部屋にある氷砂糖(なぜかストックがめちゃくちゃあった)をもらって食べていました」
ーー福田さんから本棚を贈られたとき、どのような感想を持ちましたか。
「本棚をもらったときは、そのクオリティの高さに驚きました。そして『早く漫画家にならんとな』と思いましたね」
ーー本棚が埋まったことは、福田さんに報告されましたか? どのような反応をされたかお聞かせください。
「報告しました! とても喜んでくれました」
ーーこの7年を振り返って思うことをぜひ、お聞かせください。
「何度も連載打ち切りの局面に立たされましたが『あきらめずに続けてみるものだな』と思います。根性が大事ですね」
ーーこれから漫画家として取り組みたいこと、目標などはありますか?
「コミカライズ作品も楽しいのですが、やはりいつかオリジナルの作品、同作品で本棚を埋めたいですね。それが次の目標です」
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リプライには、「おめでとうございます!」「素敵すぎるお話」「これは、感無量ですね!」「エモすぎる」「7年間の努力の歴史が本棚に詰まってますね」「めちゃめちゃ泣ける話。約束を守ったのですね」「努力もさるものながら、高校の友情が胸に熱い」など、遠田さんと福田さんの友情に胸を揺さぶられた人たちからの声が集まっています。
高校時代の友人との約束を果たした遠田さん。また、新たな目標に向けて邁進されることでしょう!