年収1500万円と住居提供をうたう料理人の求人広告がSNS上で大きな注目を集めている。
「アメリカでの料理人の募集
エンジニアよりずっと条件良い
IT嫌いだけど金欲しさにエンジニア目指す人は、こちらに募集した方が良いかもです」
と件の広告を紹介したのはIT専門のフリーランスエンジニア、kassyiさん(@kassyi6)。
この求人広告はラウンドワンの手がける飲食事業「ラウンドワンデリシャス」によるもの。2025年夏にアメリカ3都市の36ヶ所に寿司、日本料理、天ぷらなどを提供する店舗をオープンするにあたっての人材を求めているようだ。
国税庁が2023年9月27日に発表した「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると日本人の平均年収は457万6000円。和食が世界的な注目を集める中とは言え、雇われの料理人がその約3.5倍の1500万円の年収を手にできるとは驚きだ。
今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは
「アメリカで料理人目指すしか…!」
「夢が有りますね…その後転職次第ではそれ以上の収入も見えてきますし…」
「ラウンドワン北米展開が順調だと思ってたら、高級寿司店を出すようで、客単価500ドル(75000円)らしい。年収1500万は無難な線ですかね。」
など数々の驚きの声が寄せられている。
投稿者さんに聞いた
kassyiさんに話を聞いた。
ーーこの求人広告をご覧になって。
kassyi:まず、報酬額の1500万円に目を奪われました。今、日本で働いても1500万円の賃金は滅多にいただけないので、アメリカでの仕事は夢があるなと。加えて、アメリカは住居費が高いと聞きますので、それが支給されるのはとても魅力的ですね。そして、これだけの報酬を出せるだけの需要が日本人の料理人にあることに驚きました。
ーー投稿への反響について。
kassyi:正直、こんなに反響があるとは思いませんでした。賃金の高さに驚く人、アメリカの物価高や治安について言及する人、様々な反応をいただきました。アメリカの事情に詳しい人の書き込みは、とても勉強になりました。アミューズメント事業のラウンドワンさんが北米での日本人料理人の募集をかけたことに、普段株の取引をしている株クラと言われる人達がいち早く反応したことですね。流石、企業情報の動向に詳しい人達だと思いました。
◇ ◇
こういった求人広告が出るのは和食が注目を集めるがゆえなのか、日本が欧米に比して貧しくなったがゆえなのか。ともあれ、今後日本から数々の料理人が世界にはばたいてくれるよう願いたい。
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