レンチンした卵が爆発、レンジ完全破壊「なぜやった」投稿主に聞いた

中将 タカノリ 中将 タカノリ

レンチンした卵の爆発力がSNS上で大きな注目を集めている。

「卵をレンチンすると爆発するのは知っていたけど、爆発力で扉を開け部屋中に卵をぶちまけ、レンジを完全破壊するほどの威力とは思ってなかった。」

と自室の惨状を紹介したのはけくめねさん(@miitara37)。

爆発によって扉があき、故障してしまった電子レンジ。周辺のそこかしこには玉子の残骸が飛び散っており、これを掃除するのはかなり気が滅入る作業になりそうだ。今さらながらレンチンした卵の驚異的な爆発力に、SNSユーザー達からは

「爆発たまごな
これは、黄身が100℃でばら撒かれるから危険なんや
レンジで爆発しなくても、食べようとして白身に衝撃が入り黄身に到達した際に、爆発を起こすこともある
そっちの方が至近で浴びるから惨事に、、、」
「殻でレンチンがだめんなんじゃなく、、黄身に照射が集中しちゃうから黄身が爆発するんじゃなかったでしたっけ。。。黄身に穴開けないと、、、」
「卵のレンチン爆発を知りながらあえてレンチンするとは勇気あるなぁ
少なくともレンジの中が卵まみれになることが保証されてるのに何故やるのか」

など数々の驚きの声や注意を促す声が寄せられている。

けくめねさんにお話を聞いた。

ーー今回、卵をレンチンしてしまった経緯は?

けくめね:目的は、楽してゆで卵にすることでした。状態といたしましては、ゆで卵をつくるも温泉卵状態だったことから、もう少し加熱すればゆで卵になるように見えました。

そこで、電子レンジのマイクロ波は水分子の振動により熱を発するという前提知識から、殻をある程度割った状態で、水を貼った器に卵を沈めてレンチンすれば、水が沸騰してゆで卵に出来るのではと考えました。

しかし実際は、水の沸騰する温度(100℃)より白身が凝固する温度(60℃)の方が低く、凝固した白身に囲まれた黄身が沸騰した際に水蒸気の逃げ場が無く、水蒸気爆発を起こしたものと考えられます。さらに、水に沈めていたことから水圧で爆発力が増し、爆発後の器には水さえも残っておりませんでした。今回の失敗は、完全な私の考慮不足です。

ーー爆発時の状況、ご感想を。

けくめね:爆発した瞬間は一瞬何も理解出来ませんでした。電子レンジの横で料理をしていたのですが、大きな音がした瞬間におでこに卵の白身がクリーンヒットし、訳が分からず数秒固まっておりました。爆発前にも何も予兆等が無く、爆発を察知することも出来ませんでした。

感想としては、レンジを買い換える羽目になるから以降は大人しく茹でることを誓いたいという思いです。

ーー投稿の反響へのご感想を。

けくめね:様々な意見が飛び交っていて非常に面白かったです。中でもいくつか目に留まり関心したのが、「文系は『危険という知識があるから実行しない』理系は『なぜ危険なのかという知識があるから、自ら立てた理論で実行可能と判断したら危なくてもやっちゃう』」という意見が面白かったです。

他にも、同様に爆発させた事例や、緊急搬送された事例なども目に留まり、今回怪我が無かったから良かったものの、とても危険な行為をしていたのだと反省の気持ちもあります。

◇ ◇

専用の調理器具を用いる以外に卵をレンチンすることはくれぐれも避けていただきたい。

けくめねさん関連情報

Xアカウント:https://twitter.com/miitara37

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