円安傾向が続く状況のなか、外貨による給料が見込めるとして、海外企業でのリモート勤務が話題となっています。株式会社LASSIC(東京都港区)が運営する『テレワーク・リモートワーク総合研究所』が実施した「海外企業リモート勤務への関心」について市場調査によると、約半数の人に「海外企業へのリモート勤務に興味関心がある」ことが分かりました。
調査は、全国の20〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン1044人を対象として、2023年11月にインターネットで実施されました。
まず、「給与UPが大幅に見込める海外企業へのリモート勤務」についての考えを聞いたところ、「英語力に自信があるため、海外企業にリモート勤務したい」(6.9%)と「英語力に自信はないが、海外企業にリモート勤務したい」(10.9%)、「翻訳アプリがあればできそうなので、海外企業にリモート勤務したい」(8.4%)を合算して26.2%の人が「海外企業にリモート勤務したい」と回答。
さらに、「興味がある」と回答した人を含めると、全体の48.6%が「海外企業へのリモート勤務に興味関心がある」という結果になりました。
「海外企業にリモート勤務したい」と答えた割合を年代別にみると、20代で77.4%、30代で87.7%と若い年代が多い傾向にあります。反対に「興味なし」「日本語で勝負したい」と答えた割合は、50代(50.0%)や60代(46.5%)で多くなっていました。
海外企業への挑戦に積極的な人とそうでない人の仕事に対する考え方は、どのような違いがあるのでしょうか。
調査の結果、総合的には「給与面」が「海外企業への挑戦に積極的な人」「積極的ではない人」いずれも半数以上と最も重視されていることが分かりました。
他方、「積極的な人」と「消極的な人」の違いをみると、「自由なワークスタイルで仕事することができる」では「英語に自信があり挑戦したい」人が65.3%だったのに対して、「興味がない」人は41.7%と、その差は23.6%もの開きがあったそうです。
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【出典】
▽株式会社LASSIC
https://www.lassic.co.jp